152 ページ17
翌日も、10人揃っての仕事があって皆と楽屋で過ごしていた。
『……』
やっぱりやりたい。罹李を演じたい。
一晩考えて、そう思えるようにはなっていた。
だからすぐにマネージャーに連絡してオファーを受けてもらった。
でも、もらった台本に目を通して初めてわかる。
声優さんの声に寄せて演じた方がいいのか、自分の声のままの方がいいのか…というジレンマ。
そして自分はどこまでビジュアルを寄せられるのか。
有り得ないほどの不安が頭を離れなくなっていた。
まだ何も始まっていないのに。
『…っ』
阿｢A｣
『あべちゃん…？』
阿｢何かあったんでしょ｣
そう言えば、2D2Dの時も1番始めに気づいてくれたのはあべちゃんだった。
なんでそんなに気づいちゃうのかな。
『いや、何も＿＿』
岩｢A、こっち向いて｣
『え…』
岩｢……俺らは、何があってもお前を支えるし守るよ｣
『ひーくん…』
佐｢言って？俺、前みたいに抱えて欲しくない｣
『っ…あのね…』
ライブの時とは違って、思いのほかすんなりと言葉が出てきた。
良かった、私の横には支えてくれる人が9人もいる。
『2.5次元の舞台のオファーが来たの…、すっごく人気のキャラクターでね…。
さっくんしかわからないけど…、罹李っていうの』
佐｢！！｣
さっくんが顔を歪めて驚いたことで、他のメンバーはみんな気づいたらしい。
その役を演じることが、どれだけ大変かを。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3729人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅彩(プロフ) - 絵美さん» 料理のお話書いてみようか悩んでいたので嬉しいです…！書かせていただきます！他の方からもリクエストいただいているので、更新が遅くなってしまったらすみません(>_<;) (2021年6月4日 20時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
絵美 - ありがとうございます。料理テレビに宮舘と向井と主人公が対決が見たいです。 (2021年6月4日 20時) (レス) id: 3b7decdbb8 (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - 絵美さん» 大丈夫ですよ〜！ (2021年6月4日 19時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
絵美 - 紅彩さん» もしもよかったらなんですけどリクエストとか大丈夫でしょうか？ (2021年6月4日 18時) (レス) id: 3b7decdbb8 (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - 絵美さん» そう言っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！！(^^*) (2021年6月4日 17時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅彩
| 作成日時：2021年4月29日 10時
