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一昨日、2年付き合っていた彼氏と別れた。
半分同棲していたようなものだった彼が居ない家は帰る度に辛くなる。
価値観の相違でお互いに判断した結果の別れ。
よりを戻したいとは思っていないけど、誰かがそばに居てくれないのはやっぱり寂しい。
『今日の夜ご飯何食べよう…』
すっかり暗くなった帰り道を1人歩きながらつぶいても、返事なんてあるわけなくて…
とぼとぼとマンションの敷地へ足を踏み入れる。
「あ、Aさん」
『__こんばんは』
下の階に住んでいるいくつか年下の女の子。夜の仕事をしてるとかなんとか…?
「あの、入口に座り込んでる人いるんで…気をつけた方がいいですよ」
『え、何それ怖…』
それだけ言うと彼女は呼んであったタクシーに乗り暗闇に消えていった。
マンションの方を見ると、彼女が言った通り男の人が1人座りこんでいて顔も見えない。
『………』
?「はぁ…」
不意にあげられた顔と、わずかに聞こえてきたため息。
訳もなく、ただ単純に
声をかけないと消えてしまいそうな気がした。
『あの、大丈夫ですか?』
?「え…」
『ずっと座り込んでらっしゃるようなので、大丈夫かな…と』
ああでも、誰かを待ってるだけとかも有り得る。
それなら大きなお世話だったかな。
?「お姉さん、俺のこと拾ってくんない?」
『は……?』
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紅彩(プロフ) - ぐりーんかれーさん» こちらも読んでくださってありがとうございます!最後まで読了ありがとうございました、また次も頑張ります!^^* (2021年3月10日 14時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーんかれー(プロフ) - 最高でした!!お疲れ様でした!次作も楽しみにしています! (2021年3月10日 12時) (レス) id: 5c6f4c07d1 (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - orzさん» コメントありがとうございます!感情移入して読んでいただけたようで感激です!引き続き頑張ります! (2021年3月8日 6時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
orz(プロフ) - えーふっか…ひとりにしないで…て思ってしまいました。続き楽しみです! (2021年3月7日 23時) (レス) id: b87be1daff (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - はなみさん» コメントありがとうございます!笑っていただけて良かったです笑 ぜひ楽しみにしていてください! (2021年3月5日 9時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅彩 | 作成日時:2021年2月26日 17時