アノ人 ページ43
「おにーちゃん！」
す「！Aっ」
駆け寄っておにーちゃんの前で止まると、上から下まで確認された後に、ぎゅーっと抱き締めてくれた。あほ、とかばか、とかあほ、とかずっと繰り返し呟いてる。相当心配かけたみたいで、胸がキュってなった。
「ごめんなさい」
す「よかったわほんま…コイツら殺さんで済んだわ」
「は！？え、え？」
おにーちゃんがとんでもないこと言うから、さっきとは違う感じで胸がキュってなった。えげつないオーラを放って睨む先には、女の人が3人いて、ヒナちゃんが自分の耳トントンして教えてくれたから、一瞬で察した。
「おにーちゃん、ピアスね、Aんのじゃなかった」
す「あ？…こ、これ！お前のじゃないんか！？」
「ん、Aも拾ってん…やけど、似過ぎて気づかんかった」
おにーちゃんの手の中にあるピアスのとなりに、自分が必死で探したピアスを並べる。２つが全く同じもの。ということは、おにーちゃんが今付けているピアスとは別物。本当によく似てるから、近くでちゃんと見るまで、気づくことができなかった。
大「じゃあコイツらなんやねん！」
村「たつ！落ち着け！」
忠義くんが、女の人らに掴みかかろうとするところをヒナちゃんが止める。3人の内、2人はなんのこと？早く帰してっていう雰囲気だけど、残りの1人は違う。焦ってて、ヤバイって思ってる。この人だけがアノ人と繋がってるんだって、そう直感した。
「あの」
『っ…な、なによ？』
「アノ人と、どういう繋がりですか？」
『アノ人って…』
「名前言った方がいいですか？…ここにいるみんなに、知られちゃいますけど」
す「A、」
「後でちゃんと話すから」
おにーちゃんが口挟んできたから、キッと睨んで制する。
『あ、アノ人は…ーーーーーーー』
すぐに吐いてくれた。この人は、制服姿での喫煙の証拠写真の代わりに、今回のことに協力したんだって。ただ付けとくだけでいいっていう説明だったみたいだから、間接的になんだろうけど。そこまで計算してるアノ人に対して、嫌悪感が止まらなかった。
『だっだから私はただ頼まれただけで…』
「…言うこと、そんだけ？」
『も、もうなにも知らない、』
「ごめんなさい、は？」
『は…？』
「やましい気持ちあるんよね？申し訳ないって思うんやったら、被害者ヅラせんと、まずはごめんなさいやろ？」
『…ごめんなさい』
「よし、許す。さよーなら」
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おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» 移行いたしましたーーーー！！！！引き続き頑張ります(*'ω'*) (2019年8月28日 17時) (
レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - おゆさん» お久しぶりです！もう移行！続きも楽しみです！頑張ってください！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» お久しぶりです！コメントありがとうございます^_^ 次更新するときには移行になると思うので、今後ともよろしくお願いします(^O^) (2019年8月26日 23時) (レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 更新ありがとうございます！全然コメントしてなくてすみませんでした...｡おっ！移行の準備！それまで頑張ってください！応援してます！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞ - おゆさん» 更新ありがとうございます！このライブ楽しいですね！！今回､十五祭に行けなかった私にとっては､癒し？な感じです(笑)これからも応援してます！ (2019年8月4日 1時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年6月20日 23時
