夢中 ページ35
もう、とにかく、ヤス先輩から目を離すことが出来なかった。
音に乗るように首を振って演奏してるのも、下唇噛んだり舌ペロって出したり、ギターから顔上げて忠義くん達の方を見る目とか、マイクに向かって歌う表情とか、全部に持っていかれた。
「っ！！！うわあ！/// 」
目が合ったと思ったら、ウィンクで打ち抜かれた。ばきゅーん！
さっきおにーちゃんが参加したバンドさんは大学生くらいの人達だったけど、その人達と同じくらい、いや、それ以上に盛り上がってない？素人の私が聴いててもレベル高いんだなって感じた。
みんな歌いながら演奏してるのもすごいし、錦戸先輩の声にヤス先輩とマルちゃん先輩のハモリが心地いい。忠義くんの声ってあんなかっこよかったっけって再確認するくらい、低音がじーんって響いた。
「うわー…うわー…うわー…/// 」
残念なことに、ヤス先輩たちのステージが終わってしまった。
ありがとー！ってそれぞれお客さんに手振りながらはけていく。ウィンクで打ち抜かれた私は、ぽやぽやした気分で、小さく手を振っていた。
横「すばる、Aがエラー起こしてるわ」
す「おい！Aっお兄がぎゅうしたる！」
「わ！いきなりびっくりした！」
村「いや〜楽しかったわ〜」
おにーちゃんのおかげで現実に戻ってこれた。私の目覚めを確認して、おにーちゃんはまた誰かに呼ばれてどっか行っちゃった。そういえば、玉ちゃんどうだったかな。隣を見ると、もう誰もいないステージを見たまま、固まってる。笑
「玉ちゃん〜」
玉「はっ！Aちゃんっなに！？」
「めっちゃかっこよかったね〜もっと聴きたかったね！」
玉「うん！！！」
二人ともライブ自体が初体験だったから、感想を話し出すと止まらなかった。ばーーーって二人で言い合ってるとき、ふと玉ちゃんが腕時計を確認した。
「玉ちゃん時間大丈夫？」
玉「んー、もうちょっと居たいけど、今出たら丁度電車間に合いそうだから帰ろうかな」
横「A、玉江ちゃん帰るんやったら送ってくで」
おにーちゃんの代わりにずっと隣にいてくれたよこちょが、様子を伺いつつ声をかけてくれた。
「よこちょありがとう〜駅まで送ったげて？」
横「いやいや、Aも連れて帰るで？」
「それはいや！おにーちゃんと一緒に帰る！」
横「せやけど、俺居らんくなったら一人なるやん。わがまま言わんと、帰るで」
「お願いお願いお願いーーーー！！！」
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おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» 移行いたしましたーーーー！！！！引き続き頑張ります(*'ω'*) (2019年8月28日 17時) (
レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - おゆさん» お久しぶりです！もう移行！続きも楽しみです！頑張ってください！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» お久しぶりです！コメントありがとうございます^_^ 次更新するときには移行になると思うので、今後ともよろしくお願いします(^O^) (2019年8月26日 23時) (レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 更新ありがとうございます！全然コメントしてなくてすみませんでした...｡おっ！移行の準備！それまで頑張ってください！応援してます！ (2019年8月25日 21時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞ - おゆさん» 更新ありがとうございます！このライブ楽しいですね！！今回､十五祭に行けなかった私にとっては､癒し？な感じです(笑)これからも応援してます！ (2019年8月4日 1時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年6月20日 23時
