お部屋でいちゃこら【短編集】 (ページ12)

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。おわりページ12

『んへへへへ、大満足～♩…おやすみぃ』

邪念を振り払い、彼女の猛攻に耐えた時間経過はさほど大したことないが、体感では何時間も経過している気分だ。お酒さえ入っていなければ、こんな積極的な彼女を楽しむことができたのに。お酒はほどほどにが身に染みて感じた。

鎖骨あたりから首筋、頬まで伸びてきた無意識な誘惑は、のんびりとした言葉と共に終わりを告げた。

「…どないせえっちゅうねん…」

抜け出そうにも、上にのしかかられ、スヤスヤと寝息を立てる彼女にがっちりとホールドされていて身動きが取れない。まさに抱き枕状態。自分の胸元辺りにある腕を解こうとゆっくり彼女の片腕を外す。

『んぅ……』

事態は更に悪化。
寝心地が悪いのか、もぞもぞと身動ぎしながら今度はお腹あたりに顔を埋めるように抱きしめられる。こ、これ以上下にこられたらもうあかん…！！！あかんってぇ…！！！！

この後も、彼女の一挙一動に心をかき乱され、悶々とした気持ちを抱えたまま案の定一睡も出来ず、ギンギンに冴えた目のままで朝を迎えた。

おわり。

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あとがき的なもの

ここまで読んでくださりありがとうございます！！！
第三弾は初の橙さん！
いかがでしたでしょうか？

当方出身が関西圏ではないため、
毎度毎度方言に苦戦します…
大目に見ていただければ幸いです。

そして、お星様にお色が付いたと思ったら、
たくさんの方に読んでいただけているようで…！
需要を補えているかは分かりませんが、
嬉しい限りです。

では、お部屋でいちゃこらシリーズ、
次回は第四弾でお会いしましょう～♩