対戦相手 ページ27
「あれ？マルちゃん先輩！」
コートに着くと、マルちゃん先輩が体育館のステージの上にいた。
丸「あらAちゃん！お待ちしてましたよ〜」
私の存在に気づいて振り返ったマルちゃん先輩は首から下げたカメラをこちらに向けていて、不意に一枚撮られた。
「わ！不意打ち〜」
丸「ええの撮れたわ。笑」
「マルちゃん先輩カメラ係なんですか？」
丸「まぁそんなとこ。次、うちのクラス試合やねん」
「え、次マルちゃん先輩のクラスとなんですか！？強いって評判の…！！！」
丸「んー、それはそうなんやけどなぁ…Aちゃんに一点、お伝えしたいことがあります」
マルちゃん先輩が、苦笑い。ステージから1度降りてきて、手招きをするから側による。距離を詰めて、周りに聞こえないようにコソコソ。
丸「大道寺かすみ、バスケやねん」
「うわぁ」
丸「クラスでは猫被ったままやから、大丈夫やとは思うねんけど…なんか起きるんやないかって、ちょっと心配やねん」
「んー…ま、試合に負けないようにします！笑」
考えても仕方がないことってある。
対策できないことだし。
起こってしまったらあーあ、やっぱり。
くらいで頭の片隅に置いとこ。
丸「ああ！頑張れって言いたいけどクラスの応援もせなあかんから…ああでもアイツは気にくわんし…Aちゃんは応援したいけどそれはクラスのみんなに怒られそうやし…ああー！マルちゃん複雑ぅ！」
百面相しながら悩むマルちゃん先輩の状況が、さっきの自分と重なっておもしろかった。笑
「とりあえずは、純粋に応援してあげて下さいね？あ、なんか上から目線みたいになっちゃった。笑」
丸「せやんね！全力で応援するわ！」Aちゃんの写真もたくさん撮るなぁ」
「よろしくお願いします！」
マルちゃん先輩のクラスの人がわらわら来出して、私も自分のベンチに戻った。
「あれ？忠義くん一緒じゃないの？」
玉ちゃんに聞くと、知らないって。
モテモテだから、どっかで女子に捕まってるのかも。
大「まだ始まってへん！？間に合った！？」
忠義くんがきたのは、試合開始ギリギリ。
大「Aちゃんがんばれーーー！」
一際大きい声に小さく手を振って答える。
整列の指示で並ぶと、目の前にはかすみセンパイ。めっちゃガン見されてる気がするけど、まずは試合に勝つことを考えよう。そう思った。
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春(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。これからも「ヤンキーくんと元やんちゃん」を読ませて頂きたいので、のんびり少しずつ更新して頂けると嬉しいです。御多忙との事ですが、どうか御無理せず、お体に気を付けてください。応援しています。 (2021年3月28日 21時) (
レス) id: 0f0f6f6b4e (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» こちらにもコメントありがとうございます( *；∀；) ご期待に副えるように尽力します！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも､ヤンキーなメンバーが見れて嬉しいです！頑張ってください！！！応援してます！！ (2019年8月28日 17時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年8月28日 17時
