勝敗 ページ25
どんなに接戦でも、白熱してても、
終わらない試合はない。
大「あ�燹次次次次�！！！もう！！！！」
フルセットでデュースになっていたけど、最後にボールが落ちたのは忠義くんのコートだった。
安「っしゃぁ！！！」
試合終了の笛と共に湧き上がる歓声。
まだ二回戦目なのに、異常な盛り上がりだった。
最後の挨拶をしてベンチに戻ってきた忠義くんは、平静を装いつつも本当に悔しそうに見えた。
「忠義くん、お疲れ様」
大「……負けた」
「うん…めっちゃ悔しいね」
タオルを差し出すと何も言わずに屈むから、そのままわしゃわしゃと汗を拭いてあげた。俯いたまま、ぽつぽつと呟き出す忠義くん。
大「チビのくせに、めっちゃ飛ぶんやもん」
「ん」
大「後半体力もたへんかった」
「ん」
大「俺、めっちゃ頑張ったけど、勝たれへんかった」
「ん」
大「…こんなもんに、熱くなるなんてダサい？」
タオルを頭に被ったまま、こちらの様子を伺うように顔をあげて見つめられる。大きいはずの忠義くんが、幾分小さく感じられる。
「んーん！ダサくない！めっちゃかっこよかった！」
大「…そんなん、当たり前やし」
元気付けようと背中をポンポンしながら話せば、やや不貞腐れつつも抱きついてくる忠義くん。少し戸惑ったけど、今は小さい子どもみたいに可愛く思えて、そのままあやすように背中を撫でた。
「次は私の応援してね？」
大「任せとき」
ちょっとだけギュッてされた後に離れた忠義くんは、もういつも通りの元気さを取り戻していた。
そんなやりとりをしていると、次の自分の試合時間が
迫っていて、先に移動すべくそこで忠義くんと別れた。
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春(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。これからも「ヤンキーくんと元やんちゃん」を読ませて頂きたいので、のんびり少しずつ更新して頂けると嬉しいです。御多忙との事ですが、どうか御無理せず、お体に気を付けてください。応援しています。 (2021年3月28日 21時) (
レス) id: 0f0f6f6b4e (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» こちらにもコメントありがとうございます( *；∀；) ご期待に副えるように尽力します！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも､ヤンキーなメンバーが見れて嬉しいです！頑張ってください！！！応援してます！！ (2019年8月28日 17時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年8月28日 17時
