朝の時間 ページ18
安「そーいや、Aちゃん球技大会出んの?」
「あ、私バスケで出ます!ヤス先輩はバレーで出るんですよね?」
安「せーかい!え、なんで知っとんの?笑」
「誰情報でしょう?笑」
安「はい!おーくら!」
「正解です!!!」
もうすぐ学校行事で、クラスマッチという名の球技大会がある。男女別でクラス毎にバレーとバスケに分かれて、それぞれトーナメントになってる。
「ヤス先輩の勇姿見れますかね?試合時間かぶりませんよーに!」
学校の、中々広い体育館を半分に仕切って、何試合かずつやるから、試合時間さえ被らなければ応援いけるはず。うわー、想像しただけでカッコいい。レシーブ、トス、スパイク〜♪
安「どうやろうなぁ…僕もAちゃんがバスケしてるとこ見てみたい!運動得意な方?」
「んー…得意かと言われるとそうでもないです。笑 バスケはよこちょがやってて、下手くそだと仲間に入れてくれないから練習しました」
おにーちゃん達の遊びに着いて行ってもただ見てるだけだったから、仲間に入れてもらうために見よう見まねでやってたら身についた。
安「そうなんや〜…横山くん、バスケやるんやね」
ヤス先輩の表情が、一瞬曇ったように感じたけど…あれ?と思ったときには「楽しみやね」っていつもの笑顔で言うから、私の勘違いだったのかも。
「噂に聞くと、マルちゃん先輩のクラスが強敵らしいんです!」
「あー、元経験者多いらしいなぁ。マルが言うてたわ『女子にあやかって優勝賞品ゲット〜』って。笑」
手をギュッと握って顔の近くに持っていくポーズでマルちゃん先輩を忠実に再現するヤス先輩。セリフがそのまま脳内変換されてマルちゃん先輩の声で再生された。笑
「優勝賞品豪華ですよね〜食堂無料チケット1ヶ月分はありがたいです」
安「クラス全員が食堂使うわけやないし、上手くチケット譲ってもらえれば長いことタダ飯やもんなぁ」
「マルちゃん先輩人気者だから、女子の皆さん譲ってくれそうですね」
安「確かに。笑 そこんとこせこいからな、アイツ」
「私、もうすでに忠義くんから予約されてます。お弁当組だから」
安「まじで!笑 流石としか言いようがないわ」
ゆっくりでも、時間が経てば学校に着いてしまう訳で。楽しい時間ほど、あっという間に過ぎてしまう訳で。
お昼も放課後も、ほぼみんなが一緒だから、朝のこの時間が、ヤス先輩との貴重な二人だけの時間だったりする。
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春(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。これからも「ヤンキーくんと元やんちゃん」を読ませて頂きたいので、のんびり少しずつ更新して頂けると嬉しいです。御多忙との事ですが、どうか御無理せず、お体に気を付けてください。応援しています。 (2021年3月28日 21時) (レス) id: 0f0f6f6b4e (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» こちらにもコメントありがとうございます( *;∀;) ご期待に副えるように尽力します! (2019年8月29日 23時) (レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 移行おめでとうございます!!これからも、ヤンキーなメンバーが見れて嬉しいです!頑張ってください!!!応援してます!! (2019年8月28日 17時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おゆ | 作成日時:2019年8月28日 17時