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大「………」
帽子とマスクの間から、チラッとこちらを見ると、無言で私が抱えようとしていた看板を持ち、店舗までの階段をツカツカ登っていく。
突然現れた忠義に驚いて、体が動かない。心臓が、うるさい。胸が痛い。俯いて、呼吸を整える。いったい、何をしにきたのだろう。チラッとこちらを見た忠義の目は、初めて見るくらいの、冷たいものだった。
ーーバタンっ
ドアの閉まる音でハッと顔を上げる。忠義が中に入ったのだろう。意を決して、階段を一段ずつ登っていく。重たい看板を抱えて登るより、足取りは重く、憂鬱だった。
深呼吸して、ドアノブに手をかける。
恐る恐るドアを開けて、中の様子を伺うように覗くと、ドアノブを掴んでいた手を掴まれて、中に引き寄せられた。
「いっーーーーー、」
大「…………」
「た、だよ、し…っいた、い」
閉まったドアと忠義の間にはさまれる。背中がドアにぶつかり、両手首をそのまま押さえつけられた。ぶつけた背中と、強く握られた手首から痛みが走る。無言で見つめる忠義の目に、胸までも締め付けられた。涙が出そうになり、忠義から逃げるように顔を晒す。
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おゆ(プロフ) - ハニーレモンさん» ハニーレモンさんはじめまして！ 他のメンバーさんのお話も書けたら、更新したいと思います！ コメントありがとうございました！(^^) (2019年5月23日 23時) (
レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - はじめまして。最初から読みました。最後は仲直りできてよかったです。他のメンバーの誕生日のお話も読みたいです。 (2019年5月22日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年5月16日 23時
