限りなく初恋2

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「A...！ごめん！！」


水原さんに飼い犬のように連れて来られた翔平。大きな身体で勢いよくわたしへと頭をさげてきた。
え？この数分でなにがあった？？


「ごめん。状況がよく分からない」
「つまりねAちゃん。翔平のやつバットケースボコボコにする勢いで相手や自分に対して怒ってたってこと」
「すみません水原さん。尚伝わりません」


つまりどういうこと。

呑気に笑う水原さんを横目に、翔平は下げていた頭をあげしゅんとまるで子どものように項垂れていた。


「つまり、翔平は大事なAちゃんが自分のせいで危険な目に合わせたことがイヤだったらしい。
それで堪らず出ていったんだとさ(笑)子どもだよな」
「返す言葉もない...」


なるほどね、翔平らしいと言えば翔平らしいけどーーーなんだかちょっと水原さんにジェラシー。

わたしは翔平の思ったことを悟れなかったのに、やっぱり付き合い長い水原さんはすぐ見抜いてた。
こんなこと思っても意味ないのに1番に翔平を理解してないのが少しくやしい。


「わたしあんな翔平みたことないからちょっとびっくりしちゃった」
「自分でもびっくりしてる」
「・・でもね。
知らない翔平のこと一面を知れてよかったーと思ってるの」


つまりは？、とでも言いたげに翔平はきょとんとした表情でわたしを見つめた。


「これからずっと一緒にいる相手のこと、もっと知りたいって思うのが当然でしょ？」


顔を覗き込むようにしてにっこりと笑えば、少しの間が続いた後なぜか翔平の腕が背中にまわり抱き寄せられた。

？？？マークだらけのわたしをよそに水原さんはウンウンと首を縦に振り頷く。え、なにごと？


「しょーへい？？」
「・・俺！何が起きても守るから..！」
「え？う、うん。ありがとうだけど...」



このわたしだけなにも掴めてない状態をどうにかして。








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((作者の余談))


ペースが、進まない！！！！！！！泣
書きたいことたくさんあるのに！！！


とりあえず不穏な男登場篇です。
早く幸せエピ書きたいので頑張ります、、！



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