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「どちら様ですか」
白髪交じりの黒髪、少し青白い肌、うっすらと隈ができた目元、背はわたしより少し高めで一見どこにでいそうな男だった。
「おっと、これはすみません。
私、ここに泊まってる者なんですが実は予定をすっぽかされてまして。なので展望台でも眺めようかとここへ来たら貴方がいらっしゃったので、少しご挨拶とでも思いまして...
ーーーそういえば先程のご返答がまだでしたね。
大谷翔平という選手ご存知ですか？？」
饒舌に話し始めた男の二度目の言葉を聞いて理解した。この男は、わたしが翔平と知り合いであることを知っていて話しかけたんだ。
だから最初から嫌な感じがしたんだ。
「そんな人が泊まってるなんて知らないですよ。
すみません。ちょっと体調が優れないのでわたしは先に失礼します」
相手の返答を待たずに、男の横を通り過ぎる。これ以上、会話をすればいずれはボロが出てしまうだろう、するべきことは今すぐここを離れること。それにしても一体なんなのこの男は・・!そう思わずにはいられず下唇をぎゅっと噛みしめた。
エレベーターが展望台へと到着する。
なるべく男の顔を見ないように乗り込み、部屋番号を知られるわけにはいかないからロビーのボタンを押す。閉まる直前、男をちらりと見た。こちらを真っ直ぐと見て、ゆっくりと口を開く。
「これから、たくさん大変なことが起こりますよ」
ーーーー男の顔が見えなくななった。
パタンと音をたて閉まる。エレベーターの重力が下へと降りていくが足に力が入らない。
やけに心臓の鼓動が早い。額からは冷たい汗が伝うのを感じる。あの人、すごくいやな感じがした。明らかな敵意。そしてあの目が頭から離れない。
チンーーー・・
2階のロビーにエレベーターが着き扉が開いた。
「っお客様！どうされましたかっ！！」
ホテルの人かな...そりゃ乗り込もうとしていたのに座り込んでいる人がいたら驚くよね。
でも今は声もでない。お腹も張って苦しい。
「救急車呼ばれますか！？」
「だいじょ、ぶです...」
この時期はよく些細なことでもお腹が張る。
ストレス等でも張ることがあるって産医がいっていた。おそらくあの男のせいだろうな。
でも、今は部屋に戻るわけにはいかない。
「では、ひとまずソファへ」
妊婦が苦しんでたら焦るよね。ごめんホテルマンさん。
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黄色ジャス民(プロフ) - 不審な白髪頭の男性が一刻も早く法的措置され無事ベビーちゃんが産まれて来て欲しいです (12月25日 20時) (
レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 白髪な謎の男性…。何がしたいんでしょうか😱 夢主ちゃん達に被害ありませんように🙏 (12月24日 21時) (レス) id: 89596a4d56 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - 白髪頭の男性も出てこないで。2人の邪魔をしない欲しい。 (12月24日 20時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
夢宵桜(プロフ) - オ.リ.フ.ラついたままになってるので、タグ設定下のチェック欄からご対応いただけると幸いです。 (12月22日 22時) (レス) id: c96fd0b24c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gpneibybz | 作成日時：2023年12月22日 10時
