9 デート ページ10
吉岡 A。多分29年生きてきて人生最大の緊張。
そう、思い起こせばこれは大谷翔平と連絡先交換したことが始まりだった気がする！！何を思ったのか知らないけど、食事に行きませか と誘われた。
余談だけど、わたしはここ最近ようやく仕事の繁忙期から抜け出せたので、リフレッシュがてら誰かと食事しようと思ってた。けどわたしの周りは、わたしが繁忙期ではない時期に 繁忙期を迎えていた。
つまり！誰も相手がいない！！！
だから大谷さんからのお誘いも嬉しかったというか、、いや！これはべつにお誘いを正当化するつもりはないけど！！断る理由もないので二つ返事でOKした。
と決まったのはいいが問題は場所だった。
大谷さんが指定してきた場所は
どこかのホテルの最上階にある、レストランだった。
しかも夜。
一応、ドレスコードがあるらしいですがいかがですか？と聞かれたうえで 大丈夫だと返事した。
わたしだって29歳だ。ドレスコードの1つや2つ持ってるからそこは心配いらない。
ただ今のネットは便利だ。
どんな場所だろ？なんて調べてしまった。
ヒット欄には
『恋人とデートするなら!!』『夜景の見えるレストランで素敵な一時を』『完全予約制の個室』と。
もうこれ、完全にデートじゃん。
でも相手はあの世界の大谷翔平だ。
デートじゃないにしろ、異性と二人で食事するのを大勢に見られるわけにはいかないっていう配慮でしょ。
ホテルは☆がたくさんついていたからカードも固そうだし、撮られる心配は、多分ないだろうって思ってのことだよね。
「はぁーーーーーーー・・・」
ここにきて人生 最大の溜息。
タクシーを降りて、目の前にそびえ立つ高層ホテル。
なぜかドアマンが外国の方。
もうウェルカムスペースからしてわたし場違い感すごい。
「まぁ一応、それっぽい服装できたけどわたし大丈夫よね？？」
不安げなわたしをよそに、わたしに気付いたドアマンが素敵な笑みを浮かべながら中に入るよう促した。
オレンジ色のカーペットに包まれ、白の大理石を基調とした受付。横にはあと数週間後に迎えるクリスマスに向けて飾られた大きなツリーが色とりどりの装飾に包まれていた。 さすが☆の多いホテルさまだ。すごい。。
て、ホテルとレストランの受付は別だった。
いそいそとレストラン直通のエレベーターへ乗り込む。
ガラス張りのエスカレーターがぐんっと重力にのまれ
着いた先は最上階。
チンっ
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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (
レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…！ (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gpneibybz | 作成日時：2023年12月15日 13時
