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「で?なんて返すんだ?」
ものすごく笑顔で聞いてくる一平さん。なんかその顔むかつく。
「なんてって、、普通によろしくお願いしますって返そうかと」
「は?それだけ?!」
「え、はい」
「翔平!」
ビクッ 「なんですかいきなり大きな声出して!」
「これは人生の先輩からのアドバイスだ!
いいか!恋愛なんてボヤボヤしてたらすぐ誰かにチャンスを奪われるんだぞ!」
すげー興奮して食い気味に話してるけど、、
「いっぺーさん。俺 恋愛してました?」
吉岡さんのこと誰も好きだなんて、言ってない。
「あーーーこれだから野球バカは!」
え?今この人すげぇ失礼なこと言ったよな?
てかその野球バカの通訳してるあんただけには言われれたくない。
「翔平!!!」
「なんですか・・・・」
「お前、ちょっとはAちゃんのこといいなっては思ったんだろ?だから連絡先の交換したし、第一に嫌じゃないからじゃないのか?」
「まぁ、、嫌ではなかったですね。」
実際、嫌ではなかった。
ほんの少し、いいな とも思った。
「いいな、とも思ったのも事実ですね。。」
「・・・・・翔平、人生でな いいなって思える人に出会えるのってなかなかないんだぞ?
人生の先輩がいうんだ。ここから発展するもしないも翔平次第だが、向こうに帰るまで1回ぐらい行動起こしてみてもいいんじゃないか?」
「そういう、もんですかね。。。」
「伊達に38年も生きてない先輩が言うんだ。まちがいない」
日頃からかなり世話になってる一平さんの言葉は、やっぱりというか俺の中でずっしりと響いた。
こういう系のアクションを起こすのは正直慣れてない。
でも一平さんの言うとおり、1回くらい起こしてみてもいいのかもしれない。
隣で、だから何かいい返事をしろ!と急かしてくる一平さんを横目にLINEを打つ。1文 1文 考えながら打つのは初めてかもしれない。ちょっと緊張するな、、
世の中の皆は こういう気持ちで送るのか??
「送りました、、、」
「なんて送った!!!?」
「・・・・・・まぁ べつにどうこうしようってわけじゃないっすけど、、食事に、行きませんか。 ては送りましたけど。」
「!!!」
「なんでちょっと嬉しそうなんですか、」
「いや、つい親心に、、、」
「?????」
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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…! (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:gpneibybz | 作成日時:2023年12月15日 13時