7 歩(o side) ページ8
送ってしまった。
試合でもインタビューでも感じたことのない別の緊張を俺は今感じている。
発端は一平さんが、えりかさん伝えでこの間会った女性 吉岡さんの連絡先を送ってきたことだった。えりかさん曰く吉岡さんはミーハーではないし野球自体もそんなに詳しくないから心配するようなことにはならないと思うよ。と言われたけど、そうじゃない。
俺が心配しているのはそこじゃない。
たしかについこの間、吉岡さんに対してきれいな人だなとは思ったよ。
反応も、いつも受けてる声援のような甘い反応じゃなかった。そもそも、ファンでもない人の反応が吉岡さんみたいな反応っていうだけで珍しくもなんともない！
でも、
目がはなせなかった。
あの目が頭から離れない。
ここ最近ずっと本調子じゃなかったことを一平さんに言ってしまったばかりに、、なぜか連絡先まで交換することに。
あーーー！だめだ！！
今はとりあえず練習しないと！！！
((((数時間後ーーーーーーーー )))))
キョロ キョロ
「あれ？いっぺーさーん」
「ん？どうした？」
「この辺にあった俺の携帯知りません？」
「見てないぞー」
おかしいな。この辺に置いておいたのに。
LINEを送って数時間経ったから返信がきてるか確認しようとしたのにな、、どこ置いたんだろ。
「急ぎ？？練習再開まで休憩だろ？身体休めといた方がいいぞー」
「いや、そうなんですけどね。さっき送った返事きてないかと思いまして、」
「だれに？」
「吉岡さんです」
「・・・・・・・・・探してくる」
え？？？？？？？一平さんが急に立ち上がって、周りにいるスタッフに俺の携帯の行方を聞きだした。
「ほら翔平！あったぞ！
なんか他の荷物に紛れてしまってたらしい！」
「はぁ、、ありがとうございます 」
じーーーーーっ
・・・・・・・・・・・
「なんですかいっぺーさん」
「俺はいいからいいから！ほら返信きてるか見て見て」
「？はぁ、、、」
「どう？きてた？！」
「まだ見てませんよ！」
食い気味に俺の携帯を覗き込もうとしてくる一平さんは、早くしろと横で急かしてくる。
がっつり見られながらもLINEのトークを開いた。
1番上には、最近追加した吉岡さんの名前。
そして
「2度目まして、ってAちゃん面白いな笑」
あたりさわりのない、なんてことのない返事。だけど、
「翔平。顔、ニヤけてるぞ」
嬉しいこの気持ちはなんだろうか。
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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (
レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…！ (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gpneibybz | 作成日時：2023年12月15日 13時
