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「わたしなんかで、いいの・・？」
「うん。 Aがいいんだ」
「わたし、アスリートの奥さんみたいなサポートできる自信ない」
「Aがそばにいてくれるなら、なにもいらないよ」
「・・ファンにうらまれるかも」
「前にも、言ったよね。
ーーなにがあっても守るから、
だから俺の隣(そば)にいてほしいんだ」
最初は、ただの同年代の男の人だった。
それが大谷翔平と知っても、そんな凄い人に会うこともあるんだなぐらいと思っていた。だけどふと気がついたら隣で笑いあったり喧嘩したり、翔平が隣にいることが当たり前になっていた。
わたしにはもう翔平のいない日常が想像できない。
それは、これからもきっとそうだ。
「手、出して」
指輪を嵌めてもらった。
まじまじと指輪を見つめる。羅列されたダイヤモンドが綺麗だ。相場とかはよく分からないけど、この指輪が安くないことくらい庶民のわたしが見ても分かる。いくらだろ、と思って翔平のほうをちらりと見たら、視線に気がついたら翔平と目があってしまった。
「金額は教えないからな」
「...女性というものはあらかた、ブランドに詳しいものだから見ればこの指輪が安くないことくらい分かるから」
箱の内側に刻まれた"Harry Winston"の文字。
「さすがは大谷翔平だね」とあえて嫌味を込めて言えば、翔平がしたたかな笑みを浮かべ「まぁね」と返す。
「ねぇ翔平」
「ん？」
どんっ！
「！！！」 ーーーードサッ
わたしの身体の重さごと後ろにあるベットに翔平を押し倒した。この男の身体は大きいのでこうするしか方法がなかった。
案の定、突然のことに目をぱちくりとさせた。
「愛してる」
翔平のお腹の上に跨って愛を呟く。
「愛してる、翔平。
・・大切にするね」
広い胸板に顔をうずめた。あまりにも深い愛に応えたくなった。何回言っても足りない、どれだけ感謝をのべてもわたしは満足できない。
翔平の手がわたしの髪を撫でる
「俺も、愛してるよ」
何度も、何度もーーーーー。
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(余談)
「サイズもぴったり...これ家宝にしよ」
「Aも大谷になるから、家宝にならないよ」
「それもそっか」
「もうその同意書、いらないね」
「うん。破る」
「結婚のこと、いっぺーさんに言わないとな」
「指輪のことも知らないんだ」
「知らないね」
「どんな反応するかな」
「倒れるんじゃいかな？」
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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (
レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…！ (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gpneibybz | 作成日時：2023年12月15日 13時
