17 デートその後(o side) ページ19
「おかえりー！！しょーへい！！」
迎えの車に乗り込むと後ろに座る俺を見て、満面の笑みを浮かべている一平さん。
「・・・・なんでニヤニヤしてるんですかいっぺーさん」
「なぁに分かりきったこと言ってんだよ！さ、ホテル帰ってゆっくり話聞かせろよー！」
楽しみ楽しみ。なんて浮き足立つ一平さんに、俺は内心ため息をついた。ほんとうだったら、ひとり余韻に浸りたいんだけどなぁ・・・。
そんな俺の思いと相反して車は早々にホテルへと着いてしまった。
ーーーーーーーーーーーーー
「え？すまんもう1回言ってくれ！」
「・・・・・イヤですよ」
恥を忍んでレストランの一通りの流れをさっき説明したのに、なんでまた言わないといけないだよ。
「えっと、つまり翔平は告白?まがいなことをAちゃんにしたんだよな？」
「？まぁ、そういわれたらそうとは思いますが...でもはっきり言ったわけじゃないんで」
「いやいや！！え！！翔平、お前そんな男気あったのか！？」
「どこに驚いてんだよ！」
失礼すぎだろ！！！
「すまんすまん！だって俺の知る大谷翔平が私生活でそんなグイグイとは知らなくてついなー！」
「グイグイって・・・・
俺ずっと野球生活だったし、この手のことなんてしたことないから分からないんですけど、傍から見ればグイグイ押してました？？」
「おう。アメリカンな大谷翔平って感じだな！」
わけわかんねぇよ一平さん！！！
「ま、予想に反して良い結果でよかったじゃん。
向こうに行く前にちょっとは進展してよかったな！
しばらくは日本に戻ってこれないんだから、これで終わりたくなかったらこまめに連絡取ったりするんだな！」
「っすよね。分かってます」
ーーーーーーーーーーーーーーー
一平さんと一通り話を終えて、ホテルの部屋でひとりソファに寝転びなりながら俺は携帯の画面とにらめっこしていた。
なんて送ろう。。。
野球以外のへんな駆け引きは苦手だ。
思ってることを素直に送るしかない。
ポロンッ
送って10分後、返信されてきたメッセージに思わず顔が綻ぶ。
「そろそろ寝るか、、、」
年甲斐もなくいい夢みれそうだ、なんてな。
.
18 彼のいない日本→←ひとまずのお礼(作者より)No お話
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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (
レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…！ (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gpneibybz | 作成日時：2023年12月15日 13時
