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「え、吉岡さんって九州出身なんですか?」
「はい、福岡からの上京ですよ〜!」



アルコールも多少なりと入り、食事も運ばれてきて少し場の雰囲気もほぐれてきたおかげか
わたしたちは最初の緊張とうってかわり
大分話せるようになった。



「大学卒業したからなのでもう7年になりますね」


元々、同い年だったし 大谷さん自身も変に威張るような人でもなかったから、とても話しやすい。
というか世間が知るような大谷さんを見てないからか、変に先入観なく接せれるのは わたしのうとさに乾杯だ。
ナイス自分。



「じゃあ福岡だったら、ホークスは知ってるか」
「まあ本拠地ですからね(笑)
なんせ優勝とかしたら地下鉄や商業施設はホークスソングがずっと流れますから。福岡の人たちは多分ほとんど歌えるんじゃないですかね。」
「すりこみだね(笑)」
「はい、すりこみですね(笑)」
「吉岡さんも歌える??」
「歌えますね!あ、
あのー大谷さん」
「ん??」
「その、よかったらなんですが敬語やめませんか?」


突然の提案に少し驚いた様子の大谷さん。

「わたしたち同い年ですしそのほうがいいのかなー、なんて思ったり、、ど、どうでしょうか?」




ぱちくり と瞬きしたあと小さく吹き出し




「うん!そーするわ!」



にこやかに、笑ってくれた。






きゅん





ん????きゅん???






「じゃあさん付けもやめない?
吉岡さん、て呼んでたら敬語になっちゃいそうだし」
「そ、そそうだね!!」


何どもってるの!わたし!!!



「じゃあ、、、お、おおたに ? 」







・・・・・・・・・・





「翔平!で(笑)」





きゅん







やばい。気のせいじゃない。



わたし今、この人に、、





「っ〜〜〜 しょ、 しょう、へい !!」





ときめいている。





「・・・・・くん!!!!」
「へ??」
「翔平くん!って呼ぶね!!あははっ!!ちょっとさすがに照れちゃって呼びすてはハードル高いよ〜!」



なんて、わたしなりの精一杯のごまかし。



「じゃあ、俺もAちゃんて呼ぼうかな」



にこりと笑顔を浮かべて優雅にお肉を切る姿は
なんだか余裕ありげでむかつく。。。
わたしだけなのかな。こんなにドキドキしているのって。。。いかんいかん、ペースにのまれちゃってる!!

でも、 この人のこと
ほんとうはもっと知りたい。
知りたいけど、踏み込めない。
翔平くん、、がどう思ってるのかこわくて
これ以上は進めない




.

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黄色ジャス民(プロフ) - 本当に最高なお話です。めっちゃ大好きです。まだお話は続くと思うけど出来ることなら続編も読みたいです。 (12月21日 16時) (レス) @page47 id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
黄色ジャス民(プロフ) - どうか別れないでハッピーエンドでお話が終わりますように。 (12月20日 22時) (レス) id: 8ff4fc4814 (このIDを非表示/違反報告)
arulongchuan(プロフ) - 最高です…! (12月16日 18時) (レス) id: 1fa20d15c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:gpneibybz | 作成日時:2023年12月15日 13時

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