君たちと再会 ページ24
大きな、苦しそうな声が、上から聞こえてきた気がした。
『リンク…？』
一抹の不安。
首を横に振る。
リンクが負けるわけない。
その考えは正しくて、しばらくするとリンクとゼルダがこちらを覗き込んで、その顔を見せた。
『リンク！ゼルダ！』
リンク「A、ナビィ、大丈夫？！」
『こっちは全然！そっちは？』
リンク「こっちも無事ーーーーー」
リンクがそう言おうとしたその時だった。
窓が一気に割れるような音がして、リンクたちのいる上の部屋から、雨のようにガラスが降ってきた。
『え…？』
状況を理解出来なかったのは私だけじゃなくて。
でも、驚いている間にも窓だけじゃなく、城自体がまるで巨大な地震にでも襲われたかのように揺れ始めた。
ゼルダ「ガノンドロフがいなくなって、この城の崩壊が始まったようです…っ！！」
ゼルダの声は私たちにも届いた。
リンク「そんな…！A！ナビィを連れて先に逃げてて！俺もすぐゼルダを連れて行くから！！」
『まっ、待ってるよ！！ここまで降りてくるの、そんな時間かからないでしょ！』
リンク「でも…！」
ゼルダ「リンク、こうしている場合にも城は崩壊を進めます。私なら出口により近い道を行くことが出来る…すぐに降りて、皆で脱出しましょう…！」
そうして話はついて、私とナビちゃんは時々落ちてくる瓦礫やガラスを避けながら、何とかリンクたちとの合流を待った。
上からここまでそんなに長かった覚えはない。
そう思っていたが、リンクたちと再会するまでが酷く長く感じられた。
リンク「Aっ！！！ナビィっ！！！」
ゼルダ「よかった…二人共無事ですね！」
しばらく経ってやっと再会した二人を見て、なんだか泣きそうになってしまった。
イケナイ、イケナイと笑ってみせる。
『それはこっちのセリフだよ、よかった、無事で！』
実際のところ、無事ではないのだろう。
ゼルダはともかくリンクは、隠しているようだけれど、所々に火傷のあとのような生々しい傷が見られた。
でも、心配するのも、再会を喜ぶのも、まだ少し早い。
『あとは、無事にみんなで城を出よう…！』
ゼルダを先頭に走り出す。
城が完全な崩壊するまで、あと…
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レイン(プロフ) - 最ッッッッッッッッッッッ高です！！ほんとに！今部屋走り回ってきました！そんぐらい好きです！ああもうリンク尊い…(遺言) (2019年7月14日 20時) (
レス) id: f0b4214c85 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - ((MOE.moena))さん» ありがとうございます！あまり挑戦しないエンドだったので心配だったのですが、そう言っていただけると本当に書いてよかったと思えます！！最後までありがとうございました！！ (2018年3月14日 18時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
((MOE.moena))(プロフ) - 最高でした！！！ (2018年3月8日 0時) (レス) id: 11d29a6d34 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - mayaさん» コメントありがとうございます！心に響く話が書けていたようで何よりです…！もう少しで完結です。と言っても、更新が不定期でご迷惑おかけするかもしれませんが…最後までよろしくお願いします！！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - なんですかこの作品わぁ……泣いちゃいましたよ！！？もうリンクのいかないでみたとき号泣しましたよぉぉ……もう少しで完結ですかね…？更新頑張ってください…(泣) (2018年2月20日 15時) (レス) id: 4668a7dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三村 | 作成日時：2016年4月23日 19時
