君を助けられない ページ3
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牢屋から無事脱走し、同じように捕まった大工の人を助けながら、はぐれたAを捜索していた。
その途中で、自分が助けた人ではない大工の人が俺に声を掛けてきた。
大工「アナタ、もしかしてリンク？」
リンク「えっ、あぁ…そうですけど…」
大工「アナタのカノジョがアタイの事助けてくれたのよ！」
カノジョ、というワードに一瞬ぽかんとなったが、それがAを指すと気付き、「いや、カノジョでは…っ」と弁解するが、大工の人にはどうやら伝わらなかったらしい。
そのまま話を進められた。
大工「アナタのカノジョ、可愛いなりして、とても強かったわ。しきりにアナタを気にしてたから、アタイ妬いちゃった」
Aが、俺を…
だめだ…顔が赤くなるの、止めらんない。
口元を手で隠しつつ、Aの居場所を尋ねると、ここからそう遠くない所に居たそうだから、急げばまだ近くにいるかもしれない。
そう思って、見張りに二度と捕まらないよう、細心の注意を払って、先を急いだ。
そこで、見つけたのだ。
リンク「A……？」
返事もせずに、倒れたままの、Aを。
リンク「A…、A！！」
急いで抱きかかえるが、身体に全く力が入っていない。
目を閉じて、ハアハアと苦しそうに口を開いている。
額には汗もかいていた。
リンク「A…、A、聞こえるか？！」
何度も何度も、見張りに見つかるかもしれない事などもはや頭になく必死に名前を呼んだが一向に目は開かない。
それどころか、反応すら示さない。
リンク「…っ、」
ナビィ「リンク、一旦砦の外の大工さん達のいたテントに戻ろう！」
ナビィの案にうなづいて、Aを抱きかかえる。
馬鹿だ…
Aが戦っていたと聞いた。
戦う事は、君を守る事は、俺のやるべき事なのに。
無理をさせた。まただ。
また、俺は君を助ける事が出来なかったんだ。
悔しくて、唇を噛むと、ナビィが察したかのように言う。
ナビィ「Aがこうなったのはリンクのせいじゃないヨ…リンクがそんな顔してると目覚ました時、Aが悲しんじゃう…だからそんな風に自分を責めないで…」
リンク「ナビィ…ありがと…」
だけど、やっぱり、俺が悪い。
俺の手の中で苦しそうに呼吸するAを見やり、俺はテントへと急いだ。
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レイン(プロフ) - 最ッッッッッッッッッッッ高です！！ほんとに！今部屋走り回ってきました！そんぐらい好きです！ああもうリンク尊い…(遺言) (2019年7月14日 20時) (
レス) id: f0b4214c85 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - ((MOE.moena))さん» ありがとうございます！あまり挑戦しないエンドだったので心配だったのですが、そう言っていただけると本当に書いてよかったと思えます！！最後までありがとうございました！！ (2018年3月14日 18時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
((MOE.moena))(プロフ) - 最高でした！！！ (2018年3月8日 0時) (レス) id: 11d29a6d34 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - mayaさん» コメントありがとうございます！心に響く話が書けていたようで何よりです…！もう少しで完結です。と言っても、更新が不定期でご迷惑おかけするかもしれませんが…最後までよろしくお願いします！！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - なんですかこの作品わぁ……泣いちゃいましたよ！！？もうリンクのいかないでみたとき号泣しましたよぉぉ……もう少しで完結ですかね…？更新頑張ってください…(泣) (2018年2月20日 15時) (レス) id: 4668a7dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三村 | 作成日時：2016年4月23日 19時
