君と再会 ページ17
ナビィ「リンク…元気出して…」
ナビィの体温が暖かい。
やっと見つけたゼルダをまた失った悲しみは、想像を絶した。
愕然として、絶望して。
俺は時の神殿の冷たい床に、壁に身を委ねながら座っている。
リンク「俺、結局…」
何も出来ないんだな。
抱え込んだ膝の中で歯ぎしりをした。
何が選ばれし者だ、何が時の勇者だ。
結局俺は、誰も守れていない。
Aやゼルダ、大切な女の子一人でさえも。
リンク「A…」
一度頭にその笑顔が浮かんでしまえば、堰を切ったように想いが溢れ出てくるようだった。
リンク「A、会いたい」
ねえ、何処に行ったの？
なんで俺のそばにいないの？
苦しい、
痛い、
悲しい、
リンク「寂しい」
きっと、君との出会いは必然だった。
七年後の世界で俺は一人ぼっちだったから、そんな俺の為に君は戻れなくなったのだと、いつか本気でそう思った。
君が居てくれた事が、どれだけ俺に勇気を与えてくれたことか。
君と出会えた事で、どれだけ俺の世界が輝きを増したことか。
伝えなければ伝わらないこと、分かっていたはずなのに、君に伝えることすら出来ていない。
会いたいよ。
何処に行ってしまったの？
もう会えないの？
あれが…あれが俺たちの最後だったの？
_________A！！？
あんな風に呼んだ君の名前が最後だったなんて嫌だ。
いつか来ると思っていた別れがあんなものだなんて嫌だ。
リンク「A………、」
会いたい。
心の底から。
リンク「……助けて」
『リンク』
え？
久方振りに聴いた声に顔を上げる。
そこには俺を覗き込むように、Aの顔があった。
リンク「A………？」
『…あの、ごめんね、リンク。私……』
Aの話を聞かないままに、彼女を抱きしめた。
彼女が無事であった事を喜んで、というより、ほぼ�犲�分の為に�疊狃�を抱きしめた。
ああ、これで俺はなんとか、また、立ち上がれると、そう感じた。
『……っ、』
抵抗はされなかった。
ただ胸の中に、彼女の温もりを感じていた。
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レイン(プロフ) - 最ッッッッッッッッッッッ高です！！ほんとに！今部屋走り回ってきました！そんぐらい好きです！ああもうリンク尊い…(遺言) (2019年7月14日 20時) (
レス) id: f0b4214c85 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - ((MOE.moena))さん» ありがとうございます！あまり挑戦しないエンドだったので心配だったのですが、そう言っていただけると本当に書いてよかったと思えます！！最後までありがとうございました！！ (2018年3月14日 18時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
((MOE.moena))(プロフ) - 最高でした！！！ (2018年3月8日 0時) (レス) id: 11d29a6d34 (このIDを非表示/違反報告)
三村(プロフ) - mayaさん» コメントありがとうございます！心に響く話が書けていたようで何よりです…！もう少しで完結です。と言っても、更新が不定期でご迷惑おかけするかもしれませんが…最後までよろしくお願いします！！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: 25fb77a1be (このIDを非表示/違反報告)
maya(プロフ) - なんですかこの作品わぁ……泣いちゃいましたよ！！？もうリンクのいかないでみたとき号泣しましたよぉぉ……もう少しで完結ですかね…？更新頑張ってください…(泣) (2018年2月20日 15時) (レス) id: 4668a7dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三村 | 作成日時：2016年4月23日 19時
