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「お風呂沸いてるから入ってくれば? わたしさっき入っちゃったから」
『あー、じゃあ入ってこようかな』
「服掛けとくから貰うね」
『ありがと、助かる』
もう彼女に嫉妬させるのは無理だ。
そう悟って、着ていたシャツをAに預けた。
「あらら、襟元汚れちゃってる」
『ん?』
「何の汚れだろ、これ」
Aが見せてきたのは、赤く汚れた襟元。
全く見に覚えのない汚れ。血だったら痛みで気がついてるはずだし。
「口紅っぽいけどなあ、メイク落としで綺麗になるかな」
_____
「やっぱ綺麗になった」
『あ、ほんとだ』
「てかさ、何でこんなとこに口紅付いてんの」
『分かんない、何でだろ』
考えこむ俺とA。
正直俺にも理由が分からなくて謎。
「飲み会さ、女の子いたって言ってたよね」
『え、うん』
「それしかなくない?」
思い返してみる。
確かに近寄ってきた女性は何人かいたけど、勿論恋人がいるからって言って断った、そのはず。
『でも俺はAがいるからって芸人同士で飲んでたよ?』
「さっき可愛い子が来て癒しだったって言ってたじゃん」
『いや、それはまた別』
「別って何? 帰ってくるのもいつもより遅かったし」
『ほんとにないから、そういうのは』
ショックを受けたように、俺から目を逸らす。
違うけど、そうとしか考えられない状況だから、うまく弁明出来ない。
「わたしで埋められない部分があるのはしょうがないよ、しょうがないんだけどさ、悲しいな」
『本当に浮気はしてないんだって』
「信じたいけどちょっとごめん、冷静になれない」
『何で信じてくれないの? 何にもやましいことないって言ってんじゃん』
違う、強く言いたくないのに。
俺が悪いのに、無駄にAを傷つけてしまう。
「付き合う時さ、浮気したら別れるって言ったよね」
『だからさ、』
「てかごめん。一旦頭冷やすわ、外出てくる」
そう言い残して家を出たA。
こんな時間なのに。そう思って彼女を心配する気持ちを、素直になれない強がりな部分が邪魔している。
でもあの子に何かあったら。
やっぱりその気持ちは強くて、彼女がいるであろう場所へと急いだ。
______
『A、』
「……」
彼女が悩む時はいつもスタジオにいる。
そう確信して来た場所で、案の定彼女の姿を見つけた。
「顔も見たくない」
『ごめん、俺が悪かった』
「悪いよ、浮気したんだもん」
『違くて、俺ね、Aを嫉妬させたかったの』
「……え、嫉妬?」
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ゆーち - 野球デートすごくよかったです😭応えていただきありがとうございます🙇🏻♀️ (2月26日 10時) (
レス) @page14 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ゆーちさん» 野球デート! ルールは全く知りませんが、ニュアンスと想像で頑張ってみます! 素敵なリクエストありがとうございます✨🫧 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 優香さん» 最高のリクエストいただけて書くのが楽しかったです🫶 また気軽にコメントしてくださったら嬉しいです💖 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーち - リクエストここでしてもよろしいでしょうか‼︎もしよければ、一緒に野球の試合を見に行くというのをしてみてほしいです🙇🏻♀️ (2月24日 18時) (レス) @page13 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - さっそくお答えして頂きありがとうございます🥹素敵すぎました🤦🏻♀️短期間で2回もリクエストお答え頂き感謝しかないです!!ありがとうございます🙇🏻♀️ (2月22日 23時) (レス) @page10 id: d355baeeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2024年2月7日 22時
