好きを共有してみる ページ14
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「キャッチャーがボールをキャッチする人ね」「ストライクゾーンが、」「強打者っていうのはね、」「ホームランはなかなか見られるもんじゃないのよ」「二刀流の凄さはね、」「ピッチャーとキャッチャーとバッターがワンセットみたいな感じ、バッターは敵だけど」
あの、そんなにルールたくさん言われても、全然入ってこないんですけど。
勿論うきうきで説明してくれる人にそんなことは言えないので、『なるほどね〜』なんて言って右から左に受け流している。さながらムーディ勝山。
「うお、行け!」
『おー、』
「今ので一点入ったね」
『へー、なるほど』
「あなた全然理解してないでしょ、笑」
『何がなんだか』
正直楽しそうにしている�眸耄匹気鵑鮓�るだけで満足なので、それで良い。
お昼からデート出来るなんてなかなかないからね。
「ん、これ食べる?」
『たべる』
「野球わかんない子にとってはメシ食うのが一番の楽しみだからね」
『んー、これ美味しい』
「でしょ、好きだと思っ、うわ、ホームランだよ! すげえ」
『ふふ、』
今年30になる人とは思えないくらい、少年のように楽しむ彼。きらきらした笑顔が可愛くて思わず写真に収めた。
「俺の写真撮ってどうすんのよ」
『ホームランより�眸耄苗昭�』
「はは、まあそうであってほしいけど、笑」
＿＿＿＿＿
「なんか、付き合ってもらってごめんね」
『え、楽しかったよ』
「うん、それならいいけど」
試合が終わって、彼の応援するチームが勝った割にはテンションが低め。
どうやらわたしの心配をしてくれていたみたいで。
『野球がどうとかじゃなくて、直樹の好きなものを一緒に楽しめたのが嬉しいの』
「ふふ、そっか。あなたはそういうことをさらっと言えちゃう子だったわ」
わたしにそう言う割に、直樹だってさらっと手を絡ませてくる。お互い様です。
「今度はさ、Aの好きなもの一緒に俺も楽しみたい」
『ん、そうしよ』
「Aの好きなもの、やっぱ化粧とかネイルとか好きだよね」
『じゃあ一緒にネイルサロン行く?笑』
「いいけどそれならアンジュ連れてくわ、笑」
「あ、それいいじゃん」
『ん?』
いい案を思いついたとばかりに言う直樹さん。
「うちの両親に会いに行かない?」
『、それほぼプロポーズじゃん』
「まあいずれそうなるわけだし、Aさえよければ」
『うん、わかった』
思いがけなく彼のご両親と会う約束が出来てしまった。
その時までに素敵な女性にならなきゃ。
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ゆーち - 野球デートすごくよかったです😭応えていただきありがとうございます🙇🏻♀️ (2月26日 10時) (
レス) @page14 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ゆーちさん» 野球デート! ルールは全く知りませんが、ニュアンスと想像で頑張ってみます! 素敵なリクエストありがとうございます✨🫧 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 優香さん» 最高のリクエストいただけて書くのが楽しかったです🫶 また気軽にコメントしてくださったら嬉しいです💖 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーち - リクエストここでしてもよろしいでしょうか‼︎もしよければ、一緒に野球の試合を見に行くというのをしてみてほしいです🙇🏻♀️ (2月24日 18時) (レス) @page13 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - さっそくお答えして頂きありがとうございます🥹素敵すぎました🤦🏻♀️短期間で2回もリクエストお答え頂き感謝しかないです!!ありがとうございます🙇🏻♀️ (2月22日 23時) (レス) @page10 id: d355baeeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2024年2月7日 22時
