嫉妬、それでいて寛容 ページ2
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(🚙side)
《今日飲み行ってくるー》
《楽しんできて〜☺️☺️》
「Aちゃん、相変わらず優しいな」
『んー、まあそうですね』
「なに、なんか引っかかってんの?」
俺の携帯を覗き込んでそう言った京極さん。
彼女が優しくて余裕のある女性であることに、勿論助けられてはいる。
ただ、余裕がありすぎることに少し不満を抱いていたりする。
『いや、もうちょい嫉妬とかして欲しいんすよ』
「あー、お前そっち側かあ、笑」
『やな言い方』
「でもさ、頻繁に嫉妬する女の子も面倒いやろ」
『まあそうなんですけどね』
女の子がいる飲み会に行くと言っても了承して、ファンから貰った手紙やバレンタインチョコには俺より喜ぶ。
俺が男子校でせっせと育てた男心的には、もう少し嫉妬する姿も見てみたい訳だ。
「じゃあ攻めてみたらええやん、嫉妬してもらえるように」
『え、どうやって?』
「例えばな、」
それはそれは悪い顔で、一緒になって作戦を立ててくれる京極さん。
マジで良い先輩持ったわ。
____
京極さんと作戦を立てたその日の夜。可愛い彼女を騙すのは心苦しいけど、嫉妬する所を見てみたい好奇心には換えられず、いくつか案を考えて来た。
『A、ただいま』
いつもは笑顔で迎えてくれるAの声が、今日は聞こえない。
遅い時間だからもう寝ちゃったかな。
リビングに入ると、パソコンとにらめっこするAが見えた。
「気づかなかった、おかえり」
『ただいま、起きてたの』
「うん、作曲してたの。飲み会楽しかった?」
『楽しかったよ、先輩が可愛い子沢山呼んでたし』
早速仕掛けてみよう。どんな反応するかな。
「そうなの? 可愛い子見てると目の保養になるもんね笑」
『あ、うん、癒しだった、笑』
攻めたつもりだったけど、この様子は何も響いてなさそう。
よし、次の作戦。
『バレンタイン近いからさ、スタッフさんとかファンの子とかからチョコも貰ってさ、持って帰ってきたの』
「その紙袋のやつ? やっぱ優勝したから去年より多いね」
『でしょ? ほら見て、ラブレターとかも入ってんだけど』
「わ、ほんとだ、モテモテじゃん笑」
揶揄うようにそう言うA。
スタッフさんにわざわざお願いして書いてもらった偽のラブレターも、目の前の彼女には役に立たない。
女々しい俺と違って、余裕があってもはや男前なA。
思えばそんなところに惹かれたんだよな。
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ゆーち - 野球デートすごくよかったです😭応えていただきありがとうございます🙇🏻♀️ (2月26日 10時) (
レス) @page14 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - ゆーちさん» 野球デート! ルールは全く知りませんが、ニュアンスと想像で頑張ってみます! 素敵なリクエストありがとうございます✨🫧 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 優香さん» 最高のリクエストいただけて書くのが楽しかったです🫶 また気軽にコメントしてくださったら嬉しいです💖 (2月24日 22時) (レス) id: 04cbf0a3ac (このIDを非表示/違反報告)
ゆーち - リクエストここでしてもよろしいでしょうか‼︎もしよければ、一緒に野球の試合を見に行くというのをしてみてほしいです🙇🏻♀️ (2月24日 18時) (レス) @page13 id: 122f0a0960 (このIDを非表示/違反報告)
優香(プロフ) - さっそくお答えして頂きありがとうございます🥹素敵すぎました🤦🏻♀️短期間で2回もリクエストお答え頂き感謝しかないです!!ありがとうございます🙇🏻♀️ (2月22日 23時) (レス) @page10 id: d355baeeeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2024年2月7日 22時
