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「A何食べるー? あ、これとか好きでしょ」
『わ、美味しそう、それにします』
「俺最近ね、Aの好み完全に把握したと思う」
『確かに、相方くらいのレベルで理解してもらってる気がします』
「朔のAに対する理解度はエグいもんな」
『元々仲良いっていうのはあるんですけど、その時の気分とか体調とかも瞬時に読み取ってくれるんですよね』
注文して、相方の話題になった。
朔と話していると、超高性能のAIに見えてくる時がある。
たまに私より先に私の不調に気づいたりするし。
「そもそもアドリブ漫才やってんじゃん? Aの欲しいツッコミを瞬時に出せてるわけだから、そりゃ朔は凄いよ」
『たまに「何だそのツッコミ」ってなる時もありますけどね笑』
「そういう時はさ、Aが上手く軌道修正してるんでしょ? 見てる側は何の違和感もないから」
『そうですね、一瞬の間に試行錯誤してます』
「やっぱりゼノンは別格だよなあ」
一番尊敬してると言っても過言じゃない先輩に褒められて、思わずにやにやしてしまう。
こんな時に上手く気の利いた一言を返せるようになりたいな。
「最近Aのことよく分かってきたのはさ。やっぱりAのことが好きだからっていうのもあるし、これ以上に知りたいこともあるんだよね」
『はい』
「たまにさ、京極さんだけ知ってることとか、朔だけ知ってることとかあるじゃん? もっと俺にも話して欲しいの、Aのこと」
「何でも話せる先輩、ていうか先輩で終わりたくはないんだけど、Aにとって俺がもう少し大きい存在になれたらなって思ってる」
『もう充分大きい存在ですよ、くるまさんは』
「ほんと? そう思ってくれてるだけでも嬉しいけど」
なんとなくだけど、くるまさんの表情がさっきより柔らかくなったように感じる。
『くるまさんが居なかったら芸人辞めてたかも、とも思ってて』
「え、マジで?」
『芸人はどうしても男社会だから、女であることが苦しい時もあるんです。ちょっと男の人と仲良いだけでファンの人から言われたりとか、スタッフさんに注意されたりとか』
「あー、あったね」
『そういう時率先して守ってくれる人って本当に貴重で。くるまさんが守ってくれる度、心強いなあって感じるんです』
「ふふ、そっか」
『唯一無二ですよ。くるまさんは』
だからあなたは恋愛云々を超えて、特別な存在なんです。
そう言うと、目の前の彼は少しだけ寂しそうな顔をして、でも嬉しそうに微笑んだ。
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まるちーず - 初めまして！久々の更新嬉しく思います^^落ちについての話ですが私は完全にくるまくん落ちが良いです💚わがままですができれば…！よろしくお願いします。これからも応援してます (5月4日 21時) (
レス) id: fafdf3fd04 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー(プロフ) - 新年度となりお忙しい中での更新、ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (4月29日 15時) (レス) @page42 id: 8f79b4bded (このIDを非表示/違反報告)
ひひひ - 2月末頃から更新が止まってしまい悲しく思っています、、Xの方もフォローさせていただいてているのですがネタ切れとのことなのでリクエスト失礼します！YouTubeでofficial令和ロマンとゼノンのコラボが見たいです！また更新楽しみにしています！ (3月8日 3時) (レス) id: a3be6b034f (このIDを非表示/違反報告)
み - くるまさん落ち希望です！ (2月19日 14時) (レス) @page33 id: bc5bec275c (このIDを非表示/違反報告)
は(プロフ) - 京極さん落ちってあんまり無いので、是非京極さんでお願いします！ (2月13日 23時) (レス) @page36 id: cd05d7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2024年1月21日 0時
