香水. ページ2
『香水付けてみよっかな……』
人生で初めての香水を付けてみることにしました。悟くん喜ぶといいな。
『あんまり付けすぎたら嫌だなぁ…』
ネットで香水の付け方を調べた。
『へー,耳とかうなじに付ければいいのかぁ……』
ほんのり香るように1滴.2滴ほど付けてみた。
『匂いキツくないかな…?』
少し心配だけど,これで悟くんが喜んでくれたらいいな,とウキウキする気持ちがあった。
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『今日のご飯何がいい〜?』
「今日は任務が多かったからなぁ〜…やっぱりササッとパパっと食べられる物?」
『ササッとパパっと!?笑』
悟くん,考えるの面倒臭いのかな
「あれ,A…?」
『ん?どうしたの?』
急に悟くんが後ろから抱きついてきた
190もある身長に抱かれたら,私すっぽり入っちゃう。
『…いつもの匂いと違う……。』
耳元で低音で囁かれ,思わず体がビクッとする。
『誰の……匂い?』
悟くん,勘違いしてるのかな…?
「悟くん,違うの,これは」
『誰の匂いなの?』
作戦失敗だ…喜ばせようとしたのが逆になってしまった。
「…今日,悟くんが帰ってくる前に香水付けたの。喜ぶかなって思って……ごめんね、」
2人とも黙り込んでしまい,換気扇の音しか聞こえない。
『はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……』
「ど,どうしたの?悟くん」
『他の誰かの匂いかと思っちゃったじゃん…
ばか……。』
そう言うと,私の肩に猫のように顔をすりすりとさせた。
『はぁ……びっくりしたじゃん…』
「はは,ごめんごめん。匂いキツくない?」
『全然。丁度いいよ。』
そう言って悟くんはほっぺにキスをしてきた。
『Aは何処にも行かないでね…?』
私が悟くんから離れるわけない!と思いながらも,ぎゅっと抱き締めた。
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まだまだ続きます( *´꒳`*)
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作者名:朱雨. | 作成日時:2021年2月23日 23時