お供6 左目 ページ8
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「悟先輩、痛いです」
「えー?Aが歩きたくないって言ったんじゃん」
はい、どうも。皆さん大好き五色Aです。
私は今、悟先輩に引きずられています。普通に痛い。そして周りからの目線が痛い。
いつもは痛くない…はず。
こうなったのは、今から一時間…いや、三十分?まぁいいや、数十分前の事。
私は自分の家で寝ていました。すると突然、
ガチャ
「あ、開いた」
何ということでしょう。悟先輩が家の中に入って来たではありませんか。
「おはよー、A。朝…いやもう昼だよー。起きてー」
「ん…おはよ…うございます!?なんでここに居るんですか悟先輩!」
「だってA起きるか心配だったんだもん」
「だもん。じゃなくて!なんで入ってこられたんですか!?」
「開いてた。鍵」
「え…マジ?」
「マジ」
「うわ最悪」
「ねぇねぇ、その最悪って僕が含まれてるわけないよね?モーニングコールが僕とか最高でしょ?」
「はいはいそうですねー。じゃあ支度するので出てってください」
「…納得いかないけど、まぁいいや。じゃあ十分で支度してくださ〜い」
「鬼ですね」
「Aそんなに時間かかる事しないじゃん」
「いや、朝ご飯」
「あ」
「はぁ…。まぁいいですよ。原宿で済ませるんで」
「あ、うん。それでよろしく」
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「悟先輩。歩きたくありません」
「えー?もう、しょうがないなぁ。僕が連れてってあげるよ」
「やった!ありがとうございます!」
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で、冒頭に至る。
「にしても残念だなぁ」
「何がですか?」
「んー?いや、今日こそAの左目見れるかと思ったのに。ずっと瞑ったままなんだもん」
「お披露目するつもりは更々ありませんけどね。この目はなにかと面倒くさいので」
「?…ふーん。そっか」
「そのうち見れるかもしれませんけどね」
「あ、マジ?どんな感じかな〜♪」
「期待しないでくださいね。てか、悟先輩が居る時にお披露目かは分からないじゃないですか」
「いや、意地でも見るから」
「そんなに気になります…?」
「うん、滅茶苦茶」
「へぇー。あ、だからって見せませんからね?そんな見たいなぁみたいなオーラ出されても」
「ちぇっ。ま、今はいいや。ほら、電車乗るよ」
「分りましたー」
あ、勿論引きずられたままね。
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レモン紅茶 - ウォンさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせて頂きます!誤字の件は五条と五色で紛らわしいですよね…笑 こちらも紛らわしい苗字にしてしまってすみません…!!反省はしません! (2020年11月30日 16時) (レス) id: e7c168c4f9 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - うわぁぁすみません誤字の件勘違いでした...笑すみません!! (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いです、素敵な小説ありがとうございます!これからも頑張ってください!あと、誤字で五条先生が五色先生になってます!笑(小声) (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
りなりん(プロフ) - レモン紅茶さん» ぜひ感想を書いてくれると嬉しいです^^面白いですよ。 (2020年10月6日 21時) (レス) id: 4712018df1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン紅茶 - りなりん様 ありがとうございます!そしてりなりん様の作品スマブラですね!作者スマブラ好きなので時間があったら見てみたいと思います!コメントありがとうございました! (2020年10月6日 21時) (レス) id: e8af690d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモン紅茶 | 作成日時:2020年9月14日 18時