お供二十 ほぼ初対面 ページ24
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「走りって、そんなにか?」
「はい。これでも50メートル4秒なんで」
「速いね」
「速過ぎるけどな」
「そのドヤ顔腹立つな」
「ドヤ顔できる事なんで」
「うっざ」
「ひっど。私のガラスのハートが傷つきました」
「興味ねーよ。お前のハートなんか」
「なんかその倒置法、結婚したのか、俺以外のヤツと…みたいで気持ち悪いですね」
「あ"?」
「こっわー」
「チッ」
今舌打ちしたよこの人。酷いなぁ。
でも思ったよりは怖くないわ。意外に優しそう。多分。…多分。
「仲良いね、君達」
「ですよね」
「良くねー」
「えー、出会って数十分でだいぶ仲良くなったと思いますけど」
「何処がだよ」
「こういうとこですね」
「うるせぇ黙っとけ」
「酷」
全く。ほぼ初対面の人にそんな言葉吐くなんて。
「まー言い合いはそんなとこにしてAは私と女子トークしようか」
「いやAは今から呪術の訓練だ」
さっきまで空気だった夜蛾先生が喋った。
「え」
何で?もうちょっと親交を深めてからでもよろしくない?
「さっさと行ってこい」
「え、どうしたんですか急に」
「うるせぇ黙れ。苗字 五色のくせに二色野郎」
「やめてくださいそれ地味に気にしてるんですから」
「あ?事実だろーが」
「でも?私は?一色にもなれるので?別に?五色でも?あるんですよ?(?)」
「…お前何言ってんだ?」
「…知りませんよ!」
「何キレてんだよ」
「大体人間は一〜二色だけどね」
「確かに」
「お前やっぱ馬鹿なんだな」
「悟先輩よりかは頭いいです」
「へー」
「なんとなんと!定期テストで一位ですよ!学年一位!」
「…可哀想だな、お前。その学年お前一人しか入学しなかったんだな。」
「違いますから!ちゃんと同級生三百人くらい居ましたから!」
「え、お前都会に住んでたの?」
え、そこ?
「まー確かに都会にいるイメージは無いね」
え、なんで?
「因みに何処に住んでたの?」
「京都です」
「「「は?」」」
「え?」
「いやいやなんでお前こっちに来てんの?京都の方がクソ近いでしょ」
「あー京都は嫌だったんでこっち来ました」
「どうしてだい?」
「んー、東京の方も行ってみたいなと思って」
「そうか」
「おい、早く行くぞ」
「はいはーい、了解しましたー」
嘘ってバレてないかな。ま、言わなくていい事もあるよね。
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呪術廻戦祝アニメ化!!
時間軸イカれてますね
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レモン紅茶 - ウォンさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせて頂きます!誤字の件は五条と五色で紛らわしいですよね…笑 こちらも紛らわしい苗字にしてしまってすみません…!!反省はしません! (2020年11月30日 16時) (レス) id: e7c168c4f9 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - うわぁぁすみません誤字の件勘違いでした...笑すみません!! (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いです、素敵な小説ありがとうございます!これからも頑張ってください!あと、誤字で五条先生が五色先生になってます!笑(小声) (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
りなりん(プロフ) - レモン紅茶さん» ぜひ感想を書いてくれると嬉しいです^^面白いですよ。 (2020年10月6日 21時) (レス) id: 4712018df1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン紅茶 - りなりん様 ありがとうございます!そしてりなりん様の作品スマブラですね!作者スマブラ好きなので時間があったら見てみたいと思います!コメントありがとうございました! (2020年10月6日 21時) (レス) id: e8af690d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモン紅茶 | 作成日時:2020年9月14日 18時