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「うそ…」
「スゲェ…マジかよ…」
「勝った…勝ったぁ！！」
「うぉぉーー！！！大穴当てやがった！！」
私が勝った券は大当たり。
ビギナーズラックとは良く言ったもので
まさか本当に当たるとは思わなかった！
嬉しくて思わずパウリーに抱きついて
パウリーも苦しいくらいに私を抱きしめた。
「はっ…！」
「あ、ごめん！」
そしてまたお互い我にかえる。
初々しいかよ。
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当たった券を換金しに行く。
パウリーは外で葉巻を吸って待っていた。
「ねぇ、パウリー…」
「あ？換金出来たか？」
「私、一桁間違えてたみたい…」
「げ、2万ベリー？！」
「ううん……200万ベリー…当たった…」
「………嘘だろ」
「どうしよう…」
「桁間違うって、お前良くそれで経理やってるな…」
「うるさいな。とにかく…」
「あぁ…とにかく、だ」
「「200万当たった！！」」
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「「乾杯！！」」
換金を済ませた私達は近くの酒場で祝杯をあげる事に。
２人で並んでカウンター席に座る。
「今日は私の奢りだから、どんどん飲んでよ」
「え、良いのか？」
「付き合ってくれたお礼。
それに200万手に入ったし♡」
「いやー本当凄かったな。興奮した」
それから私達は他愛のない話をして笑い合った。
主にガレーラの話が多かったけど
私の知らないパウリーの一面も見えたりして…
思えばこんな風に2人でゆっくり話すのは初めてだ。
「パウリー、本当にありがと。おかげで元気出たよ」
「…なぁ、ルッチの事…諦めんのか？」
「……さぁ…どうだろ」
「まぁ、俺としては諦めてくれた方が
この賭けに勝てるチャンスだからな」
「まだそれ言ってんの？もうやめよって言ったじゃん」
「やめねーよ」
パウリーはビールを飲み干して、お代わりを注文した。
彼はいくら飲んでも全然酔わない。
私はというと、ちょっと身体が火照ってきた。
ふわふわ気持ち良い感じ。
「……どうかしてるよ、パウリー」
「あ？」
「もし私が本当にアンタに惚れたらどうする気？」
「お前が言い出しっぺだろ」
「だから！それは勝算があったから！
いくら借金チャラになるからって、
好きでもない女を口説くなんてどうかしてる！」
「俺がいつお前を好きじゃないって言った？」
「は？」
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ちゃわん虫(プロフ) - ダダン巻きさん» ありがとうございます！パウリー？誰だっけ？？と思われているかもと勝手に思っていたので嬉しいです笑 ダダン巻さんの小説もお気に入りに入れさせて頂きました！ (2021年1月12日 11時) (
レス) id: 65c61994ea (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！小説読んでて胸が躍りました…！めちゃめちゃ好きです！！！ (2020年12月31日 1時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2020年11月3日 16時
