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私が短く言うと、彼はぎこちなく私の頬を包んだ。
…大好き。
不器用で、時々情けなくて、ギャンブル馬鹿で
お金にだらしなくて、硬派すぎてちょっと面倒で…
「真っ直ぐなパウリーが、大好き」
「……A…」
目を瞑る。
今度はキャップのつばが当たる事はない。
パウリーは私の腰に手を回す。
ゆっくり、唇が重なった。
「言ったろ。望みが少ない方が儲けはでかいって」
「ふふ」
おでこをくっつけたまま、パウリーがニヤリと笑う。
つられて私も笑った。
「お前が俺にギャンブルで敵う訳ねぇんだ」
「ばーか。いつも負けばっかのくせに」
「うるせぇな…」
「これからは私がパウリーのお給料管理してあげる」
「あ？！」
「毎月ギャンブルに使って良いお金と、それ以外。
そしたら給料日前に苦しむことないじゃん」
「お前なぁ、それじゃあ…！」
「私の仕事一筋で、真面目で、
責任感が強いとこに心底惚れてるんだっけ？」
「んあぁぁ！やめろ、改めて言うな！」
ガチャ
「え？！あっ、アイスバーグさん！！」
ソファで抱き合う男女。
それだけじゃない。男は上裸だ。
「…書類を持ってきた。
ンマー…ノックをしなかった俺が悪いが…。
A、パウリー…休憩時間とはいえ
そういうのは社でやられたら困る…」
「すすすすみません！アイスバーグさんっ！」
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ちゃわん虫(プロフ) - ダダン巻きさん» ありがとうございます！パウリー？誰だっけ？？と思われているかもと勝手に思っていたので嬉しいです笑 ダダン巻さんの小説もお気に入りに入れさせて頂きました！ (2021年1月12日 11時) (
レス) id: 65c61994ea (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！小説読んでて胸が躍りました…！めちゃめちゃ好きです！！！ (2020年12月31日 1時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2020年11月3日 16時
