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翌朝
「まずは負傷者の人数確認を。
重傷者から優先して搬送して下さい。
二次災害が起きないよう気を付けて」
「はい！」
「その他の人達は被害が大きいところから
手をつけましょう」
「よっしゃ！」
ガレーラの屈強な男たちはまだ大勢いる。
私の指示に従ってテキパキこなす。
皆で力を合わせてアイスバーグさん達が
帰って来たらゆっくり休めるようにしなきゃ。
今年のアクア・ラグナは特別大きく
建物の被害は大きかったけど
毎年のことと言うこともあり幸い住民に怪我人は少ない。
「A！倒壊して閉じ込められてる人がいるらしい！」
「すぐ向いましょう！声を掛け続けて！」
「あーあ、せっかく作った船が…」
「そんなの後！今は街の方が優先です！」
「ねぇ、お母さんとはぐれちゃった」
「え？！どの辺で、居なくなっちゃったかなぁ？」
「分かんない…ヒクッ…えーーーん！！！」
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その日は、目まぐるしく時が過ぎていった。
アイスバーグさん達が麦わらと共に帰ってきた時には
私はもうヘトヘトになっていた…
「アイスバーグ…さん…！」
「ンマー…遅くなって、すまなかった」
「あの…！！」
「パウリー達なら海列車で帰ってくる」
「……無事、なんですね…」
「A！」
アイスバーグさんの顔を見たからか、
パウリーの無事を聞いたからか。
安心して体の力がフッと抜けてしまい
私は膝をついて、座り込んだ。
「良かったぁ…」
「よく頑張ったな。ありがとう」
「アイスバーグさん…ふぇ…」
涙が溢れた。
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ちゃわん虫(プロフ) - ダダン巻きさん» ありがとうございます！パウリー？誰だっけ？？と思われているかもと勝手に思っていたので嬉しいです笑 ダダン巻さんの小説もお気に入りに入れさせて頂きました！ (2021年1月12日 11時) (
レス) id: 65c61994ea (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！小説読んでて胸が躍りました…！めちゃめちゃ好きです！！！ (2020年12月31日 1時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2020年11月3日 16時
