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「う…うぅ…ヒクッ…」
燃え盛るガレーラカンパニー本社の中に
私と、縛られたパウリーとアイスバーグさんがいた。
幸い私の存在はルッチ達には気付かれておらず
皆避難して行った。
麦わら達はルッチに吹っ飛ばされてしまった。
「ゴホッ…！ぅう…今、助けるから…！！」
涙でよく見えない。手の震えが止まらない。
でも私は必死に２人の縄を解こうと試みた。
「パウリー！アイスバーグさん！！」
「う…A…？何故ここに…」
「お前…逃げろって言っただろ…」
「逃げられる訳ないじゃん！
アイスバーグさんの…ガレーラの危機なのに！」
煙を多く吸ってしまったアイスバーグさんは
再び気を失ってしまった。
「どうしよう…！」
縄が溶けたものの、大怪我してる大の男を２人…
火事の中担いで逃げるのは不可能だ。
ガラガラッ！！
「きゃあ！…って…トナカイ…？」
瓦礫が崩れる音がして見ると、トナカイが埋もれている。
先程のやり取りを見る限り、
麦わらの仲間のようだったけど…
慌てて瓦礫に埋もれているところを引っ張り出す。
「はぁ…はぁ…ありがとう！」
「だ、大丈夫？！(喋るトナカイ…)」
「俺の…上に、2人を乗せろ！」
「え？！あ、はい！」
「俺は歩ける…アイスバーグさんを頼む…！」
「パウリー！」
パウリーに言われた通り、
アイスバーグさんをトナカイ君に担がせる。
「パウリー…！肩貸す」
「あぁ…悪いな…」
私達は必死に出口を目指した。
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ちゃわん虫(プロフ) - ダダン巻きさん» ありがとうございます！パウリー？誰だっけ？？と思われているかもと勝手に思っていたので嬉しいです笑 ダダン巻さんの小説もお気に入りに入れさせて頂きました！ (2021年1月12日 11時) (
レス) id: 65c61994ea (このIDを非表示/違反報告)
ダダン巻き(プロフ) - コメント失礼します！小説読んでて胸が躍りました…！めちゃめちゃ好きです！！！ (2020年12月31日 1時) (レス) id: 04fb927f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2020年11月3日 16時
