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数日後。
「そこのお兄さん、お姉さん方。
旅のお方かな？何かお困りですかね」
情報通り、麦わらの一味はW7に上陸した。
ﾙﾌｨ「ん！おう！困ってる！」
ナミ「私達、アイスバーグって人に会いたいの！
船の修理をお願いしたくて…」
ﾙﾌｨ「駅で変なバァさんに紹介状貰った！」
「駅？あぁ、ココロのバァさんか」
ウソ「知ってるのか？」
「有名人だよ。案内してやるよ。
私の名前はA。ここW7で船大工やってる。
アイスバーグってのはうちの社長だ」
ﾙﾌｨ「女の大工？」
「女が大工やってちゃ悪いか？」
ﾙﾌｨ「んにゃ、悪くない！」
麦わらの男はニカッと笑った。
麦わらの一味っていうくらいだから、
コイツがキャプテンか？
ﾙﾌｨ「俺はルフィ！海賊王にー…」
ナミ「あああ！何でもないのっ！
私は航海士のナミで、こっちはウソップ。
Aさん、悪いんだけど案内してくれる？
今着いたばかりで、良く分からないの」
「ちょうど社に戻るところだから良いよ。
こっちだ」
ひどまずファーストコンタクトは成功した。
随分人が良さそうな奴らだが…
そしてニコ・ロビンの姿は無い。
別行動のようだ。
そちらはブルーノに任せよう…
ウソ「うへェー。すげぇな、この島は…」
「水の都って言われてる。歩くより
水の航路を使った方が早いよ。ブルを借りよう」
.
.
.
ナミ「何？この人だかり…」
ウソ「喧嘩か？」
「あぁ、またどうせ海賊が暴れたんだろ。
時々いちゃもん付けて
金を踏み倒そうとする輩がいるんだ」
ナミ「タチ悪いわね」
「まぁでも問題無い。
うちの職人達は強いからね」
人だかりの奥にはのされた海賊と
それを倒したであろうルッチやカク、
ルル達が後片付けをしていた。
「おーい。アイスバーグさん見なかったか？」
カク「A。どこほっつき歩いとったんじゃ」
「お客さんのご案内。
ココロのバァさんからの紹介だ」
ルル「アイスバーグさんなら確かあそこに…」
アイスバーグと麦わら達が接触した。
奴らをアイスバーグに印象づける。
俺の役割はひとまずここまでだ。
あとはアイスバーグを襲撃し設計図を手に入れる。
その罪はコイツら麦わらに被せ、
ニコ・ロビンと共にエニエスロビーへ。
"設計図"と"ニコ・ロビン"。
この二つを手に入れたら大手柄だ。
俺たちの５年間が報われる…
.
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2021年7月22日 22時
