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ﾌﾗﾝ「ガレーラのハト野郎…ブルーノ、秘書に
山ザルまで…それにアンタ…
パウリーの彼女じゃねぇか…！」
「"元"彼女だ」
俺たちはアイスバーグの屋敷から脱出し
フランキーのいる倉庫へやって来た。
街は迫り来るアクアラグナと
屋敷への襲撃及び火の手が上がった事でパニックだ。
ﾌﾗﾝ「テメェら何のつもりだ！？
俺の妹分モズとキウイに何しやがる！！」
ﾙｯﾁ「簡潔に話そう…フランキー。
いやカティ・フラム。
我々はもう全て知っている」
トムからアイスバーグへ、そしてフランキーへ。
古代兵器プルトンの設計図は受け継がれた。
ﾙｯﾁ「設計図を渡してもらおう…」
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こういう時のCP9は実に冷酷で、残酷だ。
世界政府に"民間人への殺し"を許された組織。
任務の為なら相手の事情も、感情も関係ない。
「ふーーー…」
ﾛﾋﾞﾝ「お疲れの様ね」
「…うるせぇ。さっさと歩け」
ニコ・ロビンは再び歩き始めた。
海楼石の手錠の先は俺が持っている。
俺たちはフランキーとニコ・ロビン、
そして麦わらの一味という長鼻の男を連れ
海列車でエニエスロビーを目指す。
「…何だよその目は」
ﾛﾋﾞﾝ「…別に」
「何か言いたいことでもあんのか？」
ﾛﾋﾞﾝ「……」
「チッ…」
ﾛﾋﾞﾝ「貴女。迷いがあるのね」
ロビンは俺の目を見ずにボソリと言った。
今度は俺の足が止まる。
「……何？」
ﾛﾋﾞﾝ「私も色々な組織に取り入ったり、
正体を隠して潜入したりして来たわ」
「…だから何だって言うんだよ」
ﾛﾋﾞﾝ「分かるの。嘘をつく事への罪悪感も
その場所に馴染んでしまう自分への恐ろしさ。
どちらが本当の自分か分からなくなる…」
「……！」
CP9としての俺か、船大工としての俺か。
５年という月日は長すぎた。
時にウォーターセブンで船大工として働く自分が
本来の自分なんじゃないかって錯覚してしまう。
偽りの自分。
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2021年7月22日 22時
