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ﾙｯﾁ「チッ…ちゃんと始末しないからこうなる」
「……っ」
ﾊﾟｳﾘ「どういうことだよ…
Aだけじゃねぇのか…裏切者は！？」
ﾙｯﾁ「お察しの通り。全て俺たちの仕業。
…まぁ、謝ったら許してくれるよな？」
ﾊﾟｳﾘ「畜生…ルッチ、てめぇ…
ちゃんと喋れんじゃねぇかよ！！
ふざけやがって！！」
麦わらと共に壁を破ってきたパウリーは
現実を目の当たりにした。
出来ることなら何も知らせないまま
この場を去りたかった。
ﾊﾟｳﾘ「あの腕相撲…どうりでおかしいと思ったぜ…
あんなにすんなり勝てる訳ねェんだ。
あれも仕組んでたって訳か？」
ﾙｯﾁ「ご名答だ。まぁ、お陰でAと
念願のキスが出来たんだから
感謝して頂きたい」
ﾊﾟｳﾘ「どいつもこいつも…馬鹿にしやがって！！」
ｱｲｽ「…っやめろパウリー！！」
「待て、ルッチ…俺がやる」
出来る事なら会いたくなかった。
もう最後のお別れをしたつもりだった。
「乱脚」
ドオオォォン！！
ナミ「何今のっ？！」
ゾロ「…っ斬撃か？！」
俺の放った乱脚によって建物に亀裂が入った。
それはギリギリパウリーに触れるか触れないか。
ﾊﾟｳﾘ「なぁ…嘘だって言ってくれよ…！」
「指銃！」
ﾊﾟｳﾘ「ぐっ…グハァ…ッ！！！」
鎖骨のあたりに２発。
パウリーは膝をつく。
「パウリー。愛しのパウリー…嘘じゃないよ。
これは現実。あの楽しい日々は全部、幻なの」
ﾊﾟｳﾘ「俺は信じねェ…」
「そ。まぁ、信じるか否は自由。
どうせこのまま死ぬんだから…！」
ﾊﾟｳﾘ「A…俺は…お前を本気で…！」
「黙れ…もうウンザリだ！
やっと解放されて清清してるのに
未練がましいんだよ！！」
ﾊﾟｳﾘ「うっ…！！！」
ドザッ
さらに肩と横腹に２発、指銃を喰らわせ
パウリーは床に倒れた。
ﾙｯﾁ「フン。済んだか」
「あぁ…」
ﾙﾌｨ「お前らロープの奴の
仲間なんじゃねぇのかよ…！？」
「一から全部説明してる時間はねぇ」
ﾙｯﾁ「カリファ、あと何分だ」
ｶﾘﾌｧ「２分よ」
この屋敷はこれから炎に包まれる。
そうして全部燃えて、無くなる。
俺とパウリーの関係だって
ガレーラカンパニーでの思い出だって
全部全部消えて無くなるんだ。
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2021年7月22日 22時
