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ﾙｯﾁ「…遅かったな」
「あぁ…悪い。
何だ、もうネタバラシしちまったのか？」
ｱｲｽ「A…？！お前まで…！！」
社長室にはカク、カリファ、ブルーノ、ルッチ、
ニコ・ロビン、そしてアイスバーグは
血まみれで横たわっていた。
ｱｲｽ「貴様…！！」
「あ〜あ〜。もう良いよ、そういうリアクション。
めんどくせぇから。お察しの通り俺も裏切者だ」
ｱｲｽ「何…！！」
「５年間世話になったね、アイスバーグ社長」
ｱｲｽ「テメェ…パウリーの事まで騙しやがって！！」
「うん。でも何っにも情報得られなかったよ。
アンタなかなか用心深いお人だ…」
アイスバーグに歩み寄り、傷口をえぐる。
奴は悲鳴にならないような声を上げた。
このまま放っておけば出血多量で死ぬか…
「で？設計図の在り処はまだ吐いてないと？」
カク「あぁ。なかなか強情っぱりじゃ…」
「"カティ・フラム"に聞けば分かるか？」
ｱｲｽ「！！！」
ﾙｯﾁ「脈を取れ」
「やっぱりそうか…フランキーと
カティ・フラムは同一人物…。
設計図はあの４年前奴が訪問した際に託した訳だ」
ﾙｯﾁ「裏町のチンピラと思って
相手にしていなかったがな…」
ｱｲｽ「くっ…！」
カク「…決まりじゃな」
俺たちの読みはアタリ。
プルトンの設計図を所持しているのは
アイスバーグ氏ではなく、
かつてトムズワーカーとして共に過ごしていた
フランキー。
また別の名をカティ・フラムと謂う。
ﾙｯﾁ「フランキーのアジトへ行くぞ」
「……！待て！誰かこっちに向かってくる！」
カク「何？」
「ふた方向から！全部で…４人と一匹…？！」
足音が聞こえる。
ものすごいスピードでこちらに向かってくる。
ﾙﾌｨ「うおおおおおおお！！！」
ゾロ「うるぁぁあぁぁ！！」
「！」
ルッチ「邪魔を…！」
その時、壁を突き破ってきたのは
麦わらのルフィとその一味。そして…
「パウリー…！」
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2021年7月22日 22時
