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「………」
ﾊﾟｳﾘ「ハハ…頭がついていかねぇな…」
「…だろうな。
ずっと信じていた…プロポーズまでした恋人が
スパイだった。どんな気持ちだ？」
ﾊﾟｳﾘ「最悪だな…人生で一番、最悪だ。
お前アイスバーグさんが撃たれたって時
震えた手で俺の手を握ったよな…？」
「さぁ…どうだったか。
武者ぶるいって奴かもなぁ」
ﾊﾟｳﾘ「ふざけるな…！！」
パウリーは技を仕掛けようと踏み込んだ。
だが、そんなの簡単に避けられる。
「無駄だよ。
５年間アンタの事、隣でずっと見てきたんだ。
考えてることは大体分かるし
癖も、弱点も全部分析済み…」
ﾊﾟｳﾘ「くっ…！」
「まぁ分析するまでもねェがな。
俺にとっちゃアンタも雑魚……ん？誰だ？」
随分と外が騒がしい。
カリファが撹乱させているところだが
誰か一人こちらへ向かってくる音がする…
ﾙﾌｨ「うおおおおお！！ロビン〜！！！！」
「……！！」
ﾊﾟｳﾘ「麦わら！！」
ﾙﾌｨ「ん？！部屋間違えた！？」
わざわざ罪を被りに来るとは…
コイツ、馬鹿なのか？
ﾙﾌｨ「お！お前、ロープの奴と
案内してくれた女船大工！！」
「…やぁ。麦わらのルフィ。何故ここに？」
ﾙﾌｨ「ロビンを探してるんだ！！どこにいる！？」
「君はいつも道に迷ってるね。
仕方ない。案内してやろう」
ﾊﾟｳﾘ「麦わら！！よせ！そいつに近づくな！！」
ガシャン！
ﾙﾌｨ「ん？？」
「ここで大人しくしててね、海賊王」
俺は金具を使って麦わらを床に固定した。
これで暫く大人しくしているだろう。
抜け出せた頃には全てが終わっているかも。
ﾊﾟｳﾘ「麦わら！！」
「アンタもだよ。職長」
ガシャン！
ﾊﾟｳﾘ「くっそ…ぉ！！」
ﾙﾌｨ「どういうことだ？！
アイツお前の仲間じゃなかったのか？！」
ﾊﾟｳﾘ「裏切られたんだよ…！！
コイツは政府の犬だった…！！」
「あァ、そうだな。ウサギより犬の方がマシだ…」
パウリーと麦わらは仲良く拘束された。
まぁ時間をかければ外れるかもしれないが
その頃には屋敷全体が火の中。
命からがら逃げるしかないだろう。
「じゃあね、ダーリン」
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作者名：ちゃわん虫 | 作成日時：2021年7月22日 22時
