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「こりゃ、ひでぇ。派手にやってくれる」
正門は敵も味方もゴチャゴチャで
とにかく乱闘が続いていた。
ニコ・ロビンが正義の門をくぐるまで。
それまで持ち堪えれば良いだろう。
ただ俺は、俺のケジメをつけなきゃならない。
兵士「Aさんッ!!来て下さったんですか!!」
「おう!助太刀致そう。状況は?」
兵士「申し訳ありません…かなり押されていて…
なかなか手こずっています。
巨人族が寝返ってしまって…!!」
「そうか…ご苦労。もう下がっていいよ。
アンタ、怪我してんだろ?休憩してな」
兵士「はっ!」
数ではこちらが優勢のはずだが…
舐めてかかったようだな。
相手は手練れが多い。
ルル「A!!!」
「……ルルさん…」
ルル「お前っ…!お前!!!!」
「おっと。危ないじゃないですか」
ルルさん。
アンタにも世話になったな。
毎年の社員旅行、楽しかったよ。
「アンタじゃ話にならないよ。
パウリーはどこ?」
ルルから繰り出される攻撃を避け、
ジャンプして後ろから蹴り倒す。
六式を使うまでも無い。
ルル「く…そ…!!こんな力があるのに
ずっと隠していたのか…!!!」
「隠していた訳じゃ無い。
披露する機会が無かっただけだ」
カチャ…
「さっさと答えろ。パウリーはどこだ」
ルルの後頭部に銃をつかつける。
銃を使うなんていつぶりか…。
パウリ「俺はここだ。ルルを離せ」
「…!パウリー。探したよ。
自分から姿を現してくれるなんて」
俺はルルに突きつけていた銃を下ろした。
パウリーが一歩ずつ歩みを進め、距離を縮める。
ルル「くっ…パウリー!」
パウリ「大丈夫だ。ルル。離れてろ」
その時だった。
オイモ「うおおおおお!!!」
パウリ「?!」
「あ?」
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作者名:ちゃわん虫 | 作成日時:2021年7月22日 22時