【ルッチ】兎と豹【ワンピース】 (ページ10)

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あれから１週間経った。

目が覚める度、元に戻ってるんじゃ無いかって
期待するけど相変わらず俺の胸は膨らんでいて
大事なモノは生えてきてない。

それを確認する度、幻滅するのだ。

ｼﾞｬﾌﾞ「機密文書の護送？」

ﾌﾞﾙｰﾉ「あぁ。それが次の任務だそうだ」

朝一、俺たちＣＰ９は召集をかけられた。
例の機密文書の件だ。

ｼﾞｬﾌﾞ「何でまたそんな面倒な事を…」

ジャブラが朝食のサンドイッチをかじりながら
理解出来ないって顔でため息をついた。

そう思うのも無理はない。
前回命懸けで革命軍から文書を守ったのに
それを他の場所に移すとなるとまた危険が伴う。

ｶﾘﾌｧ「機密文書がここにあることは確実。
場所を移さない限り何度だって襲ってくるわ」

「移動してる間に襲われたら元も子もねぇ」

カク「だからワシらが召集されたんじゃろ」

「いやいや、危険だろ。移動するって情報、
　奴らは掴んでるかもしれねぇし…」

ﾙｯﾁ「守れる自信が無いなら任務に参加しなければ良い。
そうやって文句ばっかり言って引きこもってろ」

「何だと？ルッチてめぇ喧嘩売ってんのか？！」

カク「A。やめろ。話を脱線させるな」

「チッ…」

あの日。

風呂場で無理矢理ルッチにキスされた日から
ルッチとはろくに話してない。

奴は相変わらずで、人を見下して鼻で笑い
何を考えているのか分からない。

ﾌﾞﾙｰﾉ「カクは留守番だ。怪我が完治していない。
お前はどうする、A」

「…っ行くに決まってんだろ！！」

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