【ルッチ】兎と豹【ワンピース】 (ページ37)

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ｼﾞｬﾌﾞ「よぉ～！お前ら久しぶりだなぁ！！」

「っおい！やめろ馬鹿！！」

ジャブラは俺の頭をぐしゃぐしゃと撫で回した。

ｼﾞｬﾌﾞ「くゥ～～！相変わらず良い女だぜ、お前は！」

「うるっせぇんだよ！それより報告は？！」

旅行から帰ってきて俺たちは
ブルーノの酒場へ集合した。

もぬけのからとなったガレーラカンパニーに
潜入したのはジャブラとブルーノ、
クマドリ、そしてフクロウだ。

フク「チャパパ！収穫は無しだ！チャパ」

クマ「申し訳ねぇ～～こりゃ切腹する他ねぇ～なぁ～！」

カク「静かにせんか。何時だと思っとる」

クマ「こりゃあすまねぇ！！おいら腹を切ってぇ～～」

ｼﾞｬﾌﾞ「うるせぇつってんだ狼牙！！」

ｶﾘﾌｧ「ジャブラ…あなたもうるさいわ」

ブルーノの能力で社内に潜入し、
隈なく探したが結局設計図は見つからなかったという。

本当にアイスバーグが設計図を所持しているのか
いよいよ怪しくなってきた。

ｼﾞｬﾌﾞ「うおっ」

「おい、例の件はどうなってんだ」

俺はジャブラの腕を引き、耳打ちした。

イワンコフの件についてだ。

俺たちが潜入してる間、イワンコフや革命軍について
内密にジャブラに調べてもらっていたのだ。

「どうなんだよ…！」

ｼﾞｬﾌﾞ「そっちも何も出てねぇ」

「チッ…使えねぇな…」

ｼﾞｬﾌﾞ「乳揉ませてくれたらもっと真剣にやる」

「死ね！！」

思い切りどついてやった。

設計図についても、革命軍についても
何も分かったことはなく焦るばかりだ。

ルッチ「では解散だ」

ｼﾞｬﾌﾞ「おいおい待てよ、久しぶりに会ったんだぜ？
　ちょっと座って一緒に飲もうじゃねぇか」

ルッチ「断る。誰かに見られても困る」

カク「旅行帰りで疲れておるしな…わしも遠慮する」

ｼﾞｬﾌﾞ「ええ～～～」

恨めしそうな目でジャブラが俺を見た。

「…俺も帰る」