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"何か"が起きた。
腕も、足も…細くなり
鍛え上げた筋肉が縮んで行くような感覚。
肌が柔らかい?
それに目線も低く…
「なんだ、これ…?」
胸元が膨らんでいる。
これ…俺が大好きな…おっ…ぱい?
「エンポリオ・女ホルモン。
美人さんになったじゃなぁーーい?!」
何が起きたか理解する前に身体が動いていた。
俺が、今やるべき事は何だ?
任務を遂行すること。
機密文書を守ること。
その為には目の前にいる"敵"を…
「ブチ殺す…!!」
「ヒーハー!!イカれてるわね、さすがCP9!
自分の性別が変わってしまったっていうのに
任務を優先するなんて!」
「生憎、そういう生き方しか知らねぇんだ…!」
指銃を連続で撃ち続けるが
イワンコフは器用に避けて当たらない。
「クッソ…思うように動けねぇ…!」
威力もスピードも半減している。
今までの感覚じゃリーチが足りない。
あと一歩が届かない…!
「A!援軍じゃ!下がれ!!」
「あと一歩で引けるか!!」
「いいから下がれ!!お前がいると砲撃出来ん!」
「うるっせぇんだよ!!カク、黙ってろ!!」
カクが俺の手を引いた。
次の瞬間、援軍からの砲弾が飛んできた。
「……っ?!」
「こっちじゃ!」
ドオオォォン!!!
俺はそのまま意識を失った。
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淡 - めっちゃ面白いです! (2022年8月11日 21時) (レス) @page22 id: 2b2ead1ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃわん虫 | 作成日時:2021年5月28日 23時