【ルッチ】兎と豹【ワンピース】 (ページ13)

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「何か、拍子抜けだなー…」

カク「まぁ、無事だったんだから良いじゃろ」

「んー、まぁ。そうだけど…」

結局、革命軍も海賊も現れないまま
機密文書の輸送は完了した。

再び基地に戻った俺たちは
長官から召集されこの部屋にいる。

スパ「よーーーし、お前ら揃ってるな！」

ｶﾘﾌｧ「長官、セクハラです」

スパ「うん！！相変わらずだな！！？」

スパンダム長官。

親のコネで長官にまでなった男で
正直、俺よりアホだと思う。

まぁでも個人的にはアホは嫌いじゃない。

スパ「立て続けの任務ご苦労！
お前らが守ってきたこの"機密文書"中身は何だと思う？」

ﾙｯﾁ「興味ありません」

スパ「まぁそう言うなってつまんねー野郎だな！」

「んなもん、いちいち気にしてたらキリがねーっつの」

スパ「ん？！おお、お前はAか！
話は聞いてるぞ！随分と可愛らしくなっちまったなぁ！」

ｶﾘﾌｧ「長官、それ禁句です」

「うし、殺すか」

スパ「ちょちょちょ、待って待って！謝るから！！」

長官に土下座してもらったところで話は戻る。
"機密文書の中身"についてだ。

スパ「古代兵器プルトン…を知っているか？」

一瞬、部屋がザワついた。

噂には聞いたことがある。
存在すら疑われる"古代兵器"。

スパ「ある島の、ある民間人がその設計図を持っている。
その事について書かれた機密文書だったのさ。
世界政府はどぉーーっしてもその設計図が欲しい」

「なんだよ。遠回しだな…。
古代兵器の設計図が機密文書じゃねぇのか」

スパ「違う！設計図を持ってたら
とっくに世界はひっくり返ってんだよ！！
そこで、だ…お前らに次の任務を与える」

　

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