【ルッチ】兎と豹【ワンピース】 (ページ11)

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会議終了後

ｼﾞｬﾌﾞ「本当に大丈夫なのかよ」

「…何が」

ｼﾞｬﾌﾞ「もし本当に革命軍が来たらどうなるか」

「来てもらわにゃ困る。特にイワンコフの野郎…
　アイツしか元の体に戻せないはすだ」

ｼﾞｬﾌﾞ「俺だってお前を守れるとは限らねーぞ」

「はぁ？何で俺がお前に守ってもらわなきゃならん」

ｼﾞｬﾌﾞ「六式、使えんのかよ」

「…！」

ｼﾞｬﾌﾞ「道力は」

「………」

道力。

武器を持った衛兵一人の強さを10道力として
換算される戦闘力。

ｼﾞｬﾌﾞ「確かお前とルッチはほぼ互角だったか…」

そう。
俺とルッチは競い合うように鍛えてきた。

だが俺はルッチみたいに賢くない。
自分で言うのもなんだが冷静さもない。

だから諜報員としてはルッチのが格が上だって
頭じゃ分かってるつもりだが
単純な"戦闘力"でいうと負けない自信があった。

だが、今はどうだ？

「……1000、だそうだ」

ｼﾞｬﾌﾞ「俺の半分以下じゃねーか」

「は、はは…！
フクロウのやつ、嘘言ってんじゃねーの？
だって、それまで…俺の、道力は…」

ｼﾞｬﾌﾞ「お前…その体にまだ慣れてねぇんだろ？」

ジャブラの言う通りだ。

図星すぎて、笑えてくるよ。

女に変えられた時、イワンコフを討とうとしたが
リーチもスピードも威力も…
全部これまで通りじゃなかった。

ｼﾞｬﾌﾞ「女が弱いとは言わねぇ。
カリファだって立派なＣＰ９の一人だ。
アイツは強い。だがお前はどうだ？」

「俺だって…！」

俺だって、幼い頃からずっと訓練を受けてきた。
死に物狂いで強くなった。

ｼﾞｬﾌﾞ「もっと今の自分の体と向き合え。
お前にはお前の強さがあるだろ」

「………うっせぇ。ジャブラのくせに」