【気紛れ】季節外れのおれんじふろーと(えんど)【短編】 (ページ26)

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＊一途、AI【近藤勲】ページ26

だって……

なんで？

ねぇ…

なんで……なの？

私の世界は貴方で構築されている、とか言いたい……

本当はお慕いしているんです、とか、そんなアホな台詞……一度でいいから吐いてみたいよ…。

……でも無理かな。

『うん？』

「おッ？」

『近藤さん！近藤さんじゃないですかァ！お久し振りッです！』

「翼ちゃんじゃんッ！ほんっっとヒッサシブリだなァ…！元気してた？」

『モッチロンです！今はファミレスで働いてるんだ！その……あんまりイイトコじゃないんだけど、今月から始めたポップオレンジパイがすんごく美味しいから……良かったら食べに来てね…！』

「おう行く行く！明日の昼間にでも…」

『ほんと……?!』

「ああ、だから働き先の名前教えてくれい！」

『デストロイ・ファミリアって場所！』

「デス……？なんちゅう血なまぐさい名前のファミレスで働いてんの?!大丈夫なのそれ?!!」

『名前はともかく……中は普通のファミレスだと思うけどなあ』

「了解！そんじゃっまた明日なあ！」

『あ……見廻り？』

「まッそんなとこ！翼ちゃん、ガンバレよぉ！」

『はいッ！近藤さんも……見廻りお疲れ様です！体調には気を付けなすってぇ！』
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今や友達以上でもそれ以下でもない感じ。
距離感ガンガン感じてるのに、近藤さんはあくまで対等の立場で関わって来るもんだから動揺しまくり。口調も時々変になるし