四十九日目【捕まった】 ページ5
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なんとか勇気を出して休憩室から会場に
戻ってきたが…
女「グルッペン様！」
女「本当だわ！グルッペン様！」
…見つかった
や、ヤバイ…近づいてきた…
グル「すまない、急いでいるのだが…」
女「いいではありませんかグルッペン様」
女「グルッペン様、私と踊りませんか」
人の都合ガン無視かよ…
だから社交界の女は苦手なんだよ！
どうしよう…
ふと、視界の端に銀色が見えた…
Aがいた、トントン達と一緒に
…大先生、そんな嫉妬紛いな顔止めろ！
トントン！そんな頑張れと言いたげな顔すんな
だ、誰も助けてくんないのか…
ｺﾂｺﾂ
こっちにAが近付いてくる…
「あの、申し訳ありませんが…」
女「なによアンタ」
女「私達はグルッペン様とお話してるのよ！」
女「早くどっか行きなさいよ」
いや、どっか行くのアンタ等…
って、腕にしがみつくな！！
「いいえ、どっか行くのは貴女方よ！」
俺と同じ事言ってる！！
マズイ、この女達にそんな事言ったら…
トントン達もマズイと思ってこっちに来ようと
してる…
てか、いつしか野次馬しかいない！
するとAは女達に指を指した
「第一に殿方に許可なしでしがみつくなど
失礼にも程があります！
貴女方は本人の意思を聞いてこのような行動を
しているのですか！？」
正論ぶちかましてる…
それに怒りを覚えたのか、俺の腕にしがみつく
女が叫ぶ
女「なによ…勝手に出てきたあげく説教！？
貴方みたいな“異端児”、一体何処の家の
小娘よ！」
…異端児…
「私が…異端児？」
女「そうよ！貴方みたいな髪色…この国じゃ
異端児じゃない！…あぁ、もしかして
親にまともに愛されなかったからこんなに
学のない小娘になったのね！」
Aは座り込んでしまった
周りのざわつく声
それに耐えきれなくなったか泣いている
グル「…離れろ」
女「え？」
グル「離れろと…言ったのだが…」
俺は、今までにないほど低い声で吐き捨てた
女は渋々離れた
俺は離れた瞬間Aの所に走っていき
座り込むAを抱き締めた
「グルちゃ、ん…」
泣いている…
俺の大切な家族が…
泣かされた…あの醜い女に…
女「なっ、グルッペン様！？」
周りは更にざわつき始めた…
いつの間にかトントンとオスマン…
それに大先生達も来ていた
俺は安心感を覚え…こう周りに大声で言った
グル「私の妹が…ご迷惑をお掛けしました」
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アイネスト(プロフ) - まつりちゃんさん» コメントありがとうございます、現在更新中の小説のラストが決まり次第書こうと思います (2019年3月29日 11時) (
レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - 唐突ですが、めっちゃ好き。はい。まあ一言で言うと、面白かったです！これからも頑張ってください！(グルちゃんが、総統になった時の話も見てみたい,,,(おい、作者様を困らせるな)) (2019年3月29日 11時) (レス) id: 5bdc13b8bc (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト(プロフ) - ノンレムさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張らせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします！ (2019年3月16日 11時) (レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
ノンレム - コメント失礼します！面白くて三回くらい読み直しちゃいました！最後の方は感動しすぎで泣いちゃいました、、、これからも頑張って下さい！出来ればまた、こういう小説を書いて下さい！応援してます！ (2019年3月16日 10時) (レス) id: 639984cdf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイネスト | 作成日時：2018年12月6日 7時
