三日前【赤色の少年】 ページ11
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＊_____
グルッペンが来て、私の生活は変わった
まだ何処か怯えているグルッペンは
私のベットで寝るようになり
一人が寂しかった私はそれに癒された
時折悪夢に魘されるこの子を見ると…
守らなくてはとなった
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セル「じゃあ、行ってくるね」
グル「あぁ…」
グルッペンは何処か寂しげに手を振った
一人が苦手なんだな…この子も
しかし、私も仕事だ
この子を育てるためにも働かなくては
私はそう意気込んで馬車を走らせた
＊_____
仕事は直ぐに終わった
アドバイザーの仕事だからだ
やっとまともな仕事が戻ってきた
早く帰ってグルッペンを安心させなくては
路地裏から何かが倒れる音がした
＊_____
私は路地裏にまた入った
美しい黒髪の少年が倒れていた
彼もまた、グルッペンと同じで身体中怪我を
していた
彼を抱き抱え、急いで馬車に乗せた
＊_____
セル「やっと着いた…」
家までの道のりが長く感じた
グル「セルス！」
家から走って私の所へ駆け寄るグルッペン
しかしバランスを崩して転んでしまう
セル「グルッペン…大丈夫？」
グル「なんともない…これくらい」
「…誰や」
倒れていた少年が馬車のドアから顔を
覗かせていた
＊_____
彼も美しい赤い瞳を持っていた
グルッペンは驚きながら後ろに隠れた
私の袖を掴むその手は震えていた
…もしかしたら、この子は私が離れていくのでは
ないのかと怯えていたのだろう
そんな事は決してしない
＊_____
セル「私はセルス…この子はグルッペン…
君が倒れていたからここまで運んだ…君は？」
？「名乗る義理があらへん」
結構…警戒心の強い子だ
グルッペンは…あの時、何処か諦めの顔を
していた…もしかしたら私を信用して
いなかったのだろう…
セル「いいさ、名乗らなくて…君の好きな
タイミングで名乗ってくれ」
グル「セルス…」
心配そうな顔をして私を見るグルッペン
袖を掴む力は少し強くなった
この子は自分が捨てられると思ってるんだ
セル「俺はグルッペンも君も捨てないよ…
それより、早く手当てをしないとね…二人共」
彼は渋々私に付いてきた
けれど、手当てをさせる気がないのか
私から距離を置く
仕方なく後でいいと言ったグルッペンから
手当てをした
グルッペンは終わると彼に近づいて
グル「傷口からバイ菌が入って死ぬゾ」
と、半脅しを言って
手当てを受けさせた…
彼は私の行動に驚いていた
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アイネスト(プロフ) - まつりちゃんさん» コメントありがとうございます、現在更新中の小説のラストが決まり次第書こうと思います (2019年3月29日 11時) (
レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - 唐突ですが、めっちゃ好き。はい。まあ一言で言うと、面白かったです！これからも頑張ってください！(グルちゃんが、総統になった時の話も見てみたい,,,(おい、作者様を困らせるな)) (2019年3月29日 11時) (レス) id: 5bdc13b8bc (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト(プロフ) - ノンレムさん» コメントありがとうございます！精一杯頑張らせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします！ (2019年3月16日 11時) (レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
ノンレム - コメント失礼します！面白くて三回くらい読み直しちゃいました！最後の方は感動しすぎで泣いちゃいました、、、これからも頑張って下さい！出来ればまた、こういう小説を書いて下さい！応援してます！ (2019年3月16日 10時) (レス) id: 639984cdf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイネスト | 作成日時：2018年12月6日 7時
