水のストライカーとイナズマジャパンとの絆！５ (ページ5)

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第92話．髪は女の命らしいページ5

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A「おわったぁーっ」

１時間近くかけて、やっと土を泥にした

大きく背伸びをすると、古株さんが声をかける

古株「お前さんのおかげで早く終わっちまったよ、最近の子は力がある」

A「あはは、ありがとうございます」

古株「風呂に入ってきたらどうだ? 泥だらけじゃよ」

A「え?」

ほんとだ…

真剣にやり過ぎて気づかなかったよ

古株「後片付けはわしがやっとくから、早く洗ってきんしゃい」

A「すみません、じゃあお言葉に甘えて…」

風呂に入って、監督に報告すっか

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～宿舎・洗面所～

A「一仕事した後の風呂もいいもんだな」

風呂で泥をおとして、今は髪を乾かしている

よし、次は朝飯のしたくしなきゃな! あ、その前に監督に報告を…

洗面所から出ようとすると、誰かが入ってくるところだった

A「おう、飛鷹じゃん! はよ～」

飛鷹「お前か…」

私に会って、第一声がそれかよ…

挨拶もないじゃんか

飛鷹「…風呂にでも入ったのか?」

A「朝から一仕事したからな」

飛鷹「で、その髪はなんだ」

A「は? 髪がどうしたんだよ」

飛鷹「ブラッシングしてねぇだろ」

A「乾かしたんだからいいじゃんか」

そーいえば、こいつ髪にはうるさいんだよな

面倒くさ…

飛鷹「はぁ…早く座れ、俺がやってやる」

A「別にいいよ、私はこれでいいし」

飛鷹「お前がよくてもお前の髪が可哀想だ」

髪に感情移入とか…

言い合うのも面倒くさいので、とりあえず従うことにした

飛鷹「髪は女の命っていうだろ?」

A「そうだったっけ?」

飛鷹「たく…」

呆れながらも、私の髪をサッサと説いていく

すると、鏡に映った私がいつもと違うように見えた

A「私って、こんな髪だったっけ…」

飛鷹「俺が変えたんだ」

A「へぇ、ブラッシングするだけでこんなに変わるもんなんだぁ」

そう言うと、鏡に映る飛鷹が少し微笑んでいた

A「ありがと…ってもうこんな時間じゃん!! 監督に報告しないと…」

一応お礼を言っといて、洗面所を後にした

飛鷹「朝から騒々しいヤツ」

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