水のストライカーとイナズマジャパンとの絆！５ (ページ26)

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第113話．私の好きなサッカーページ26

＊豪炎寺SIDE＊

虎丸「本当にどうしたんですか、豪炎寺さん!」

豪炎寺「…」

虎丸の言葉に、俺は何も答えられない

虎丸は何も悪くない…全部、俺のせいだ…

俺は、こいつらを世界に連れて行くんじゃなかったのか…?

その時、ベンチにあいつの姿がみえた

.

＊ASIDE＊

円堂の一言で、みんな不動のことを理解し、飛鷹は『真空魔』を完璧に完成させた

風丸と壁山の『竜巻落とし』も決まり、３－３の同点

あとは…

A「豪炎寺!!」

私は彼の名前を呼んだ

豪炎寺は気づいて、こっちに駆け寄る

円堂のようにはいかないかもしれないけど、豪炎寺最後の試合がこんな形で終わりたくない

だから、私の言葉で言うんだ

A「豪炎寺…私、今の豪炎寺のサッカー…嫌いだ」

豪炎寺「!?…」

A「真っ直ぐで情熱的で、だけど冷静なプレー、それが豪炎寺修也のサッカーじゃないの?」

そう言って、豪炎寺の胸にトン…と拳を当てる

彼は何も言わない

A「沖縄で、初めてお前を見たとき…なんか、オーラが違うなって思った。

サッカーのテクニック、パワー、迫力、全部がすごかった。
悔しいけど、その時は私もああだったらって…」

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豪炎寺「A! もう一度だ!!」

A「ふぅー…わかったよ」

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暑い奴だって、思ったなぁ

A「このまま、試合が終わっちゃうなんて、嫌だよ…
豪炎寺のサッカーがみれない…」

豪炎寺「A…」

A「だから見してよ、豪炎寺のサッカーを、エースストライカーのプレーを」

拳に力が入る

それを包むように、豪炎寺は私の拳を握る

豪炎寺「俺の、サッカーな…」

A「…うん」

豪炎寺「フ…心配かけたな。わかったよ、A」

A「豪炎寺…」

豪炎寺「見ていてくれ、俺のサッカーをな」

豪炎寺は笑っていた

そんな顔されたから、少し熱くなって思考停止したけど、

A「うんっ!!」

また、豪炎寺は笑う

良かった…

豪炎寺「(そうだ、俺が別の道へ行こうと、サッカーへの情熱は変わらないんだ)」