水のストライカーとイナズマジャパンとの絆！５ (ページ24)

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第111話．金髪の少年ページ24

＊豪炎寺SIDE＊

豪炎寺「A…?」

ふと、ベンチの方を見た

すると、Aの姿がなかったのだ

涼野「試合中によそ見とは、随分余裕そうだな」

豪炎寺「涼野…」

涼野「必ず私は勝利し、彼女を手に入れる…彼女が好きだから」

豪炎寺「それはさっきも聞い…」

涼野「君もそうなんじゃないのか?」

豪炎寺「え…」

涼野は意味ありげに少し笑って、前方へと向かっていった

豪炎寺「俺も同じ?」

どういうことなんだ?

.

～スタジアム・廊下～

＊ASIDE＊

A「はぁー…」

どうしよう…真面目に… オペレーター失格だ…

何すればいいのか全然わかんないし…

そう思い、ただ廊下で蹲る私

廊下にあるモニターから、みんなが映っていた

A「みんな…」

押されっぱなしで、楽しくないサッカー

みんなの表情がそう語っている

私が、できること…

？？「あっ! みーつけた」

A「え?」

突然、後ろから声がして振り返ると、金髪の男のこが私を指差していた

？？「やっとみつけたよ～」

A「この人、私のこと言ってる?」

辺りを見渡しても、こいつと私しかいない為、私のことをいってるんだろう

いや、でも私、こいつ知らないし

ルカ「水蓮Aだよね。僕はルカ」

A「お、おう」

ルカ「じゃあ、早速なんだけど…」

A「いやいやちょっと待て! なんで私の名前知ってんの?」

ルカ「え?」

A「だから!」

本当になんなんだこいつ

私の名前知ってるし、いきなり「早速なんだけど」とか

それに…なんかジェラート持ってるし…

ルカ「別に怪しい者じゃないよ? ある人から君のことを聞いてるだけだから」

A「ある人? 聞いてる? ますます怪しい…」

ルカ「随分警戒する子だなぁ」

A「やっぱり怪しいって」

すると、「そうだ!」とルカがジェラートをパクっと食べ、ポケットをゴソゴソし始めた

ルカ「その、ある人から預かり物があるんだった! 君宛に」

A「ある人って誰?」

ルカ「これを見れば、わかるんじゃない?」

ルカがポケットから取り出したのは、真っ白い紙切れだった