【刀剣乱舞】その刀、風をも絶つ

第十六話　静かな朝の出来t(ﾄﾞｶｧｧｧﾝﾝ！ ページ18

風剣side


ﾁｭﾝ､ﾁｭﾁｭﾝ ﾎｰﾎｹｷｮ


AM5:30


まだ外は真っ暗だ。
が、しかし私と山伏は起きている。


理由は…


風剣「よっしゃぁぁ！鍛練だ！修行だ！早起きだぁ！(※ノリです。気にしないでください)」


山伏「カッカッカ！早起きもまた修行である！」


そう！ みんなに隠れて修行に行くからだ！


薬研や他の兄弟達からは止められていたが、案ずるより産むが易し！(少し意味が違います)


山伏「カッカッカッカ！それではいざ、今日一日、山籠りと行こうではないか！！！」


風剣「よしいざ！」


「「出陣！」」


ーーーー


ＡＭ：７：00


ﾎｰﾎｹｷ(ﾄﾞｶｧｧｧﾝ！！！！！


薬研「姉貴はどこだぁぁぁ！！！！」


桔梗「え！？ 何！？ どうしたの！？ て言うか今の音何！？」


おはよう！ この本丸の主の桔梗だよ！


朝起きたら、薬研の叫び声と意味不明な破壊音が聞こえたんだけど！


宗三「主、無事ですか？」


桔梗「ああ！宗三！ 無事だ！
ていうか、今の音何！？」


宗三「朝早く、薬研が風と山伏の部屋を訪れたとき、二人の姿が見えなかったらしく……」


桔梗「え！？ 大丈夫なの！？」


宗三「あぁいえ、山伏には事前に「明日一日、修業に行って参る！！



風殿と！！」

……という話を聞いていたので僕は気にしていなかったのですが、主に言うのを忘れていました」


桔梗「あ、うん それはいいけど、さっきのﾄﾞｶｧｧｧﾝを説明してくれない？」


宗三「あれは薬研が力任せに……
障子を思いっきり開けて壊したり、いるはずのない押し入れや物置部屋等に入っていたものを投げ退かしたり、変なオーラを出しながら廊下を走っていくので、それに色んな物が巻き込まれているんです」


桔梗「えっ…なんで宗三はそんなに落ち着いているの？」


宗三「薬研は風の事となったら変に取り乱しますから…そんな薬研を止めるのは嫌ですよ、僕
まるで阿修羅の如く暴れますから」


桔梗「え…どうしよう。このままじゃ本丸ごと吹き飛ばされちゃう」


宗三「あぁ…それは今、長谷部と一期が筆頭になって、太刀勢が全力で止めています」







〜〜〜


長谷部「落ち着け薬研！！とりあえず暴れるな！！」


ﾄﾞｶｧｧｧﾝ！！


一期「薬研！もう物を壊すのは止めなさい！」


ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫﾝﾝ！！！


薬研「姉貴ぃぃ！！！！どこいったぁぁぁぁ！！！」


「「「「おーちーつーけー！！！」」」」

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