【刀剣乱舞】刀剣って何？殺してくれるの？

三十二話 ページ42

堀川side



この場にいる全員がもう無理だと思った時、後ろから声が聞こえた。



？「僕の幼馴染をいじめんといてくれます？」



その声の正体は、結界の向こう側にいる青い髪の前髪を隠していて、右手に包帯を巻いている、ちゅうにびょう？な感じの男の人だった。



その後からは、オレンジと黄色のグラデーションが綺麗な短刀とみられる男の子が出てきた。



美「でも、あなたは結界を壊せれないわよ。」



その言葉を聞いて、男の人はクスリと笑った。



？「あなたのような人には無理かもしれませんね。でも、僕には壊せれますよ。やってあげましょうか？」



蛍「俺の結界はだいぶ強いぞ。そんなに簡単に壊れたら困るからな。試してみてもいいぜ。」



男の人はありがとうございますと言って、結界に手をかざす。



パリン



綺麗に結界が壊れた。



結界が壊れた瞬間、人間と違う感じの霊力が流れ込んできた。



あの短刀くんのなのかな。だとしたら、すごい量の霊力持ってることになるね。羨ましい。



美「なんでなの？！今まで見てきたなかで、一番強い結界なのに…！」



美緒さんは声を荒らげる。



？「霊力の差、ですかね。」



蛍「人間でこれを壊せるやつは見たことないが、お前は何者だ？」



？「すみません。自己紹介をしてませんでしたね。」



男の人が、前髪をどけてしっかり顔が見えるように、僕達の方を見た。



？「僕は、柊 伊織(ﾋｲﾗｷﾞ ｲｵﾘ)という名前で審神者をやっています、みぃちゃんの幼馴染で、龍神の子供です。」



龍神・・・？僕達よりも物凄く上の神様・・・主さんの幼馴染・・・？



主さんは、一体どんな人なんだ…

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